実演調理で絶大な集客効果を発揮/台楽タンガオ

10分に1回ペースで焼きたての台湾カステラを提供


BOCジャパン

東京都千代田区

小松 知彦社長(54)


「台楽タンガオ」は2020年10月にオープンした台湾カステラの専門店である。同店を手掛けるのは、国内及び台湾で飲食事業を営むBOCジャパンだ。銀座、福岡など直営4店舗に加え、製造所兼販売所を2軒構える同社は、今年4月を目安に法人向けのFC募集を本格化する予定だ。


小松 知彦社長(54)

台楽タンガオでは、日本人に馴染みのない「ふわしゅわ食感」が特徴の台湾カステラを販売する。台湾カステラは、スイーツショップやコンビニなどでも販売される話題商品だが、そのほとんどは本場台湾の製法に基づかないものだという。それに対して台楽タンガオでは、生地を蒸し焼きにせずオーブンでじっくりと焼き上げる本場の製法に則って調理する。それによりシフォンケーキのようなふわふわ感を演出しながらも、パサつかずにしっとりと口の中で溶けていく、台湾カステラならではの「ふわしゅわ」食感を引き出している。


現在同社は、店舗で実演調理を行う銀座・博多の2店舗に加え、柏・小倉の販売店を合わせて直営4店舗を運営する。同時に、駅前や百貨店での催事出店も積極的に行う。カステラは1個1180円〜で客単価は1300〜1500円だが、2週間の催事で博多は300万円、西船橋では1000万円を売り上げた。銀座店のオープン時は大々的にプロモーションしていないにも関わらず、約100メートルの行列ができたという。


台楽タンガオでは、一度に40×60センチの巨大なカステラを焼き上げ、それを10等分して販売する。店舗により異なるが1日あたり40〜60回焼き上げ、200〜400個販売することになる。当初は1日に10回ペースでの生産で、需要が生産能力を10倍近く上回っていた。そこで同社は台湾の技術を研究・応用して調理手順の効率化を図り、現在では10分に1回のペースで焼きたてを提供できるようになった。


開業費は加盟金300万円、研修費100万円、保証金200万円。内外装工事含めた物件費は約2200万円で、オーブンやミキサーなどの厨房設備費がリース料として月5〜10万円(店舗規模や償却年数による)発生する。希望者はショッピングセンターのリーシング担当や、不動産会社とのパイプを持つ同社から物件を紹介してもらえる。収益モデルは平日20日稼働で180個生産、土日8日稼働で250個生産した場合、月商650万円、営業利益は約202万円(約31%)だ。材料費が約25%、人件費が約23%となっている。


イートインを併設しない場合、販売員は1名、製造員はその日の生産数に準じた人数となる。販売員と製造員合わせて1日に交代制で5名いればオペレーション可能だという。店舗で行われるオープン前研修では、調理技術や接客方法、アルバイト管理など店舗運営について学ぶ。同社は定期的に新商品を開発し、売上を伸ばす施策をとるという。


台湾カステラを本場の製法で製造しているのが国内で数社しかない現状に対して、同社はまず本物の台湾カステラを市場に定着させるという。自社のブランド力を高め、将来はFCで100店舗展開し、台湾カステラのリーディングカンパニーとなることが目標だ。


40×60㎝の巨大カステラを10等分する



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