神奈川県中心に貸しコンテナ57カ所運営/湘南レーベル

コインパーキングなど遊休土地活法を提案


湘南レーベル

神奈川県藤沢市

藤原大和社長



藤原大和社長


湘南レーベル(神奈川県藤沢市)は、2007年の創業以来、「湘南を世界のSHONANへ」というスローガンのもと、「湘南の感度の高いビーチカルチャー」をベースとした、人々の暮らしにかかわる事業に注力。神奈川県湘南エリアを中心に、地主に対し様々な不動産活用を提案。ホテル運営事業はじめ、飲食事業、貸コンテナ事業、賃貸事業、戸建て不動産販売事業、貸別荘事業等を展開している。2019年12月には、コンセプトレストラン等を運営する東証一部上場企業のDDホールディングス(東京都港区)の連結子会社となった。


貸地を契機に相続対策まで既存見直しで月額賃料2倍以上に神奈川県平塚市で8台分の月極駐車場を所有しているA氏は、長らく4台分の空室で悩んでいた。月額賃料は1台1万1000円、満室であれば毎月8万8000円だった収益が半分の4万4000円にしかならない。舗装されていない砂利駐車場を自分で管理していたため、清掃や雑草取りなどの作業も大変だ。

「これでは固定資産税の支払いもままならない。かといって新たに投資してアパートを建築するリスクも犯せない」。解決したのは同社が提案した貸しコンテナとの複合活用だった。同社はA氏に対し、契約4台分を一か所に移動させ、空いたスペース約40坪に4台分のコンテナを設置した。これによりA氏は、コンテナ借り上げ地代として4万8000円を上積みでき、駐車場収入4万4000円を合わせて、月額9万2000円と、これまでの2・1倍の事業収益を上げることができたのだった。感激したA氏は、他にも所有している土地の活用も同社に任せようと思っている―――。


湘南レーベルは土地オーナーに対し、立地やニーズに合わせた様々な土地活用法を提案、ハードはもちろん企画・運営といったソフト面まで一貫して請け負う体制を構築している。「一人のオーナーに対し、年月をかけた関係作りにより、将来の相続対策を含むトータルソリューションサービスを提供していくのが当社のビジネスモデルです」(藤原大和社長)。同社にとってその「入口商品」となるのが、「貸しコンテナ事業」と「コインパーキング事業」だ。



ルームマートコンテナ

特に「ルームマートコンテナ」ブランドで展開している「貸しコンテナ事業」は現在、神奈川県を中心に57カ所、1900室を展開。稼働率は通常、損益分岐点が50%と言われるところ、同社は80%以上を維持しているという。同社のような更地にコンテナを据え置くタイプは近年、建築基準法に抵触するなどトラブルも多く、かつてのように基礎工事をせずにコンテナを設営できる自治体は少なくなった。このため短期間で初期投資を回収することが難しく、10年スパンでの運営を考えなくてはならない。

同社もオーナーに対しては、「長い期間での運営契約を結ぶようにしています」(運用事業部山田励部長)という。同社の契約形態はいわゆる借地としての契約で、一定の地代のほか、保証金・権利金・敷金を地主に支払う。「コンテナ事業に関わる初期投資も当社が負担し、管理含めて運営することで、オーナーは経営リスクを負うことはありません」(山田部長)。


集客は専門ポータルサイトを中心に行っていく。設置するコンテナは、幹線道路に面した200〜400㎡の土地で、仮に400㎡ならば13〜15基の設置が可能になる。同社にとって「コンテナ事業」は、オーナーとの関係強化に繋げていくための重要な土地活用スキームになっている。「バイクコンテナ」の提案も開始駐車場との複合により収益力アップ同社ではまた、新たな土地活用法として、「バイクコンテナ」の提案も開始した。


「バイクコンテナ」事業もスタート

駐車場1台分のスペースに2基設置が可能で、10坪程度の土地から提案する。例えば、間口が狭く駐車場や倉庫にもできない土地や、形状から駐車場だけではスペースが余ってしまう場合に、一角を利用するケースなど、用途が広がる。「虫食いの駐車場であれば、車を手前にまとめて奥にコンテナ、バイクコンテナを併用させることも可能です。当社では時代に合わせた、自由な組み合わせの中から最適なプランをご提案させていただいています」(山田部長)。


「バイクコンテナ」自体の事業は決して大きな成長は見込めないものの、競合が少なく、長期的安定性が見込める投資対象として魅力的だったという。バイク市場は縮小傾向にあるものの、高級車にはコアな愛好家が多い。彼らが悩んでいるのはセキュリティーの完備した駐車場が少ないこと。「バイクコンテナ」はこうした根強いニーズ獲得を期待している。

「湘南」ブランド最大限に生かすシェアハウスは22棟の運営実績同社は「湘南」ブランドを最大限に生かした不動産活用提案が、同業他社との一線を画している。


例えば若い世代に向けたシェアハウス「SUNNYSIDEINN」。は、現在22棟を運営。鎌倉市材木座の第一号は、海を臨む屋上テラス、サーフボードラック、住民達が集えるウッドテラスを完備した全10室。オンライン英会話会社との提携により、湘南で暮らしながら学びをシェアする「湘南留学」が注目を集めている。土地活用だけでなく、「SLE不動産」として不動産売買にも注力。同社が持つ湘南の土地オーナーネットワークや、ホテルに代表されるビーチカルチャーデザインを活かし、仕入れから企画開発・販売までを手掛けるコンセプト型分譲住宅はもちろん、ライフスタイルに合わせた売買仲介までを取り扱っていく。

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