【ツヤイロ】ダメージヘアが改善できる白髪染め専門店

特許取得のカラー剤使用で髪への負担を軽減

「ツヤイロ」は白髪染めだけではなく髪質改善ができる白髪染め専門の美容室だ。定期的なケアが必要になる白髪染めは、髪にダメージが蓄積しやすく悩みを抱える人が多い。そこで、同店は酢酸カラーと呼ばれる薬剤を使用し、髪のダメージを抑える施術を提供している。今年からFC募集を開始し、現在は直営3店、FC15店を展開している。

白髪染め専門の美容室

　美容室を運営するルーチェホールディングスが展開している「ツヤイロ」は、特許取得の薬剤による髪質改善を提供する白髪染め専門店だ。白髪は2～3週間で染め直さないと目立ってしまうが、時間や金銭的な問題から自宅でセルフカラーをする人が多い。セルフカラーは手頃だが、染める必要のない部分にカラー剤が付着する恐れや毛穴に薬剤が入り込むなどの影響で、髪にダメージが蓄積するデメリットがある。また、一般的な薬剤によるカラーを繰り返すと髪の傷みが進行しやすいという。　そこで、同店では白髪染めをしながらダメージヘアを改善できる酢酸カラーと呼ばれる薬剤を使用している。薬剤に含まれる酢酸は髪の内部からアルカリ成分を取り除く効果がある。アルカリ成分は毛髪のキューティクルが開いて栄養分が流出する原因となるため、酢酸カラーを用いることで髪の油分を保ち負担を抑えることができるという。
　また、時間や金銭面での負担を軽減できるよう、同店は約1時間のスピーディな施術で通いやすい価格に設定している。基本的な利用料金は、髪質改善カラー全体染めが3850円、根本染めが3300円となっている。カラー後のアフターケアも重視しているため、髪質改善トリートメントなどのメニューも用意している。

シンプルな内外装のため低コストで出店可能

加盟金・ロイヤリティ0円

　基本的な店舗の広さは約15坪で、セット面を3台、シャンプー台を2台、ブロースペースを2席設置する。この場合、初期投資は総額400万円ほど。加盟金は0円で、物件取得費が約100万円、内装やセット面などの設備で約300万円だ。
　客単価3500～4000円で1日15～16人来店した場合、月商は約150万円を見込む。そのうち、人件費や家賃、材料費を除いた営業利益は50万円だ。ロイヤリティは0円で、カラー剤などの材料は本部から仕入れる。
　基本的に美容業に携わる人が加盟する想定のため、特別な研修などは行っていない。美容師資格とカラー、シャンプーの技術があれば問題なく開業できる。また、同店の従業員はパートスタッフがメインで、産休育休から復職した女性が多いという。
「カットは技術が必要なため美容師として期間が空くと自信を持てず恐怖心が生まれる。その点、当店はカラー専門店なので、そのような人でも美容に携わることができる。そのため、復職した美容師を積極的に採用している」（小田原慎社長）
　小田原社長は美容室経営者やフリーランス美容師が無理なく営業できる環境に身を置けるよう、同店への加盟を1つのきっかけにしてほしいと語る。そのためにFCパッケージのブラッシュアップを行う考えだ。今後は採用や集客専用のLP の作成のほか、人材育成に注力し加盟店サポートを強化していく。

髪質改善する白髪染め専門店ツヤイロ
ルーチェホールディングス
（愛知県岡崎市）
小田原 慎社長（45）

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