【ラダシア】技術力が特徴のタイ古式マッサージブランド
公開日:2025.11.05
最終更新日:2025.10.29
※以下はビジネスチャンス2025年12月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
多角化経営を目的に異業種の加盟が多数
「ラダシア」が行うタイ古式マッサージのセラピストは、タイ国政府認定のインストラクラー資格を持つ講師による指導で技術を習得している。本格的なマッサージとアロマオイルを使ったオイルリンパマッサージを二軸としたメニューを用意。現在は直営店が4店舗、 FC店が12店舗あり、合計16店舗を展開している。
原点は副社長の一人開業
「ラダシア」の特徴は、セラピストの技術向上に力を入れている点にある。セラピストは採用後、厚木にあるスクールで15日間の研修を受ける。卒業テストでタイ政府認定資格を取得できた者だけが施術できる仕組みだ。このスクールは、オンスクールとCCAというタイ国政府文部省と厚生省に認可されたチェンマイ式タイマッサージスクールから認可を得た講師が行っている。
また、店内にはアジアンテイストな内装が施されている。BGMや香りはリラックスできるものを用意しているため、ゆったりとした個室空間で施術を受け、日常の疲れを癒すことができる。プランにはバリニーズアロマというバリ島のアロママッサージを用意。タイ古式とアロママッサージの二つを軸にブランドづくりをしている。
料金は、タイ古式マッサージでは60分5900円から180分1万6700円まであり、初回限定プランでは45分3900円で体験できる。30~50代の男性の利用が多く、午後に向けたリフレッシュのため仕事の合間に利用するケースもあるという。
ブランドの原点は同社の副社長が2013年に「ラダスパ」を個人開業したことにある。当時、直営店を3店舗運営しているところに、ゴルフ帰りの三上雅之社長がたまたま利用し、そのサービスに魅了されたという。三上社長はフランチャイズ化
の提案を続け、10年越しの説得の末に実現。2022年にエルシアを設立し、翌年から正式にFC展開を開始した。

タイ国政府認定の資格を持つ講師から技術を習得
異業種からの参入が多い
月間の来客数は200~300人で、客単価が1万円ほどのため、月収もそのまま200~300万円になる。240万円の売上の場合、経費は人件費が4人で113万円、家賃が20万円、販売促進費が10万円のほかシステム手数料や水道光熱費がかかる。ロイヤリティは10%で、これらを差し引いた70万円ほどが営業利益になる計算だ。
初期投資には総額で1000万円ほど必要だ。内訳は加盟金が150万円、採用費が40万円、初期研修費用が100万円(4名の場合)、開業支援費が15万円、物件取得費が100万円、内装看板費が380万円、什器や備品が155万円、販促費が15万円に雑費が25万円かかる。
店舗は駅から徒歩7分以内の通いやすい場所への立地が基本だが、マンションの1室や空中階での出店も可能だ。3m四方の部屋を3~5つに加え、スタッフルームが必要となる。
現在は飲食業やIT系、建設系など異業種からの参入が多いという。
「『セラピストが自分の店を持つ』ことも支援していますが、他に本業を持つ企業が多角化経営を目的に加盟されるケースが多いです。本部も手厚くサポートするためオーナーの手離れは良いと思います。なかにはサラリーマンとの二足のわらじで運営している方もいます」(三上社長)
同店は今後、50店舗を第一段階の目標とし、全国を対象に店舗を拡大していく方針だ。

タイ古式マッサージ&バリニーズアロマ ラダシア
エルシア
(東京都町田市)
三上 雅之社長(58)
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