
【Single Golf】1店舗50人限定の会員制インドアゴルフ練習場
公開日:2025.09.19
最終更新日:2025.09.10
※以下はビジネスチャンス2025年10月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
スマートミラーで効率の良い無人レッスンを提供
「Single Golf」は、広々としたプライベート空間でゴルフを楽しめる完全個室の会員制インドアゴルフ練習場だ。同店は無人営業だが、AI機能搭載のスマートミラー「MIRROR FIT.」を設置することにより、効率の良い自主練習ができる環境を提供する。今年1月にFC展開を開始し、現在は直営1店を展開している。
スマートミラーを活用した練習
2023年にオープンした「Single Golf」は、最新クラブやコースボール、最新型シミュレーターを配備した24時間無人営業のインドアゴルフ練習場だ。完全個室で会員制のため、プライベートな空間で周囲の視線を気にせず練習に打ち込める。
同店はプロによるレッスンプランも用意しているが、自主練習でも上達できるような設備と環境を整えている。その1つが、AI機能を搭載したスマートミラー「MIRROR FIT.」だ。この機能にはプロによるレッスンプログラムが多数収録されており、会員は鏡に映し出される映像を見ながら自主練習を行う。さらに、AIによるフォーム分析で、無人でも効率の良いトレーニングを実現している。
ゴルフ業界に長く携わり、現在もティーチングを行っている小栁宏明社長はスマートミラーを導入した理由を次のように話す。
「AIの方が人間によるレッスンよりも再現性が高いため、将来的にはAIレッスンが主流になり、有人のレッスンは減っていくと考えている」
また、一般的なゴルフ練習場は練習ボールを使用することが多いが、同店ではプロゴルファーも使用する最新のコースボールを採用している。他店との差別化に加えて、シミュレーターによるボールデータの誤差が生じないようにするため、あえてコストの高いコースボールを導入している。

スマートミラーでフォームを確認しながら練習できる
最新クラブを安価で導入可能
1打席の場合は、最小10坪で開業できる。約15坪あれば1打席に加え、ソファスペースを配置したゆとりのある店舗設計が可能だ。2打席以上でも開業可能だが、その場合は部屋を完全に仕切る必要がある。
1打席モデルの初期投資総額は、1724万円。内訳は、加盟金350万円、シミュレーター設備380万円、物件取得費270万円、内装工事費540万円、オープン広告費27万円、レンタルクラブ57万円、カードリーダー56万5000円、その他備品43万5000円だ。シミュレーターは5年契約によるレンタルも行っており、その場合の費用は年間88万円となっている。
1打席の店舗で会員数50人を集めた場合の収益モデルは、月商105万円に対し、利益は40万4000円。経費の内訳は、家賃44万円、ロイヤリティ15万円、システム費3万8000円、水道光熱費1万8000円だ。シミュレーターをレンタルする場合は、追加費用が10万円かかる。
レンタルクラブやコースボールの仕入れは、独自ルートで行っているため、オーナーは最新のレンタルクラブやコースボールを通常より安価に導入できる。
開業前サポートとして、出店エリアの商圏調査から、内装工事やシミュレーターの配置、チラシデザインやSEO対策などを追加費用なしで実施している。また、開業後は月に1度の定期的な面談で、加盟店のCVR対策や集客サポートを行う。
Single Golf
Single Golf
(東京都世田谷区)
小栁 宏明 社長(30)
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