• HOME
  • 記事
  • 【フライトレンタカー】初期投資を抑えた開業が可能なレンタカー

【フライトレンタカー】初期投資を抑えた開業が可能なレンタカー

公開日:2025.11.18

最終更新日:2025.10.29

※以下はビジネスチャンス2025年12月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

中古車販売の経験が強み

 中古車販売業を16年間経営してきた岡田拓也社長は、初期投資を抑えて開業できるレンタカー「フライトレンタカー」を2023年5月に立ち上げた。那覇、中部国際空港、名古屋駅に直営3店舗を構え、観光客とビジネス利用客をターゲットに展開している。中古車販売の経験から、安価な車両調達ルートを強みに持ち、15~20台で開業できるFCモデルを構築している。

観光地や主要駅に展開

「フライトレンタカー」は、観光やビジネスでの利用客を想定したレンタカー業態だ。現在は直営店を3店舗展開し、今年からFC加盟を開始した。
 軽自動車からワンボックスまで一通りそろえ、沖縄那覇空港店では100台ほどの車両を保有している。観光地でのレンタカー需要は高く、100台でも足りないほど予約が入るという。一方、名古屋駅前店ではビジネス利用の来店が多く、50台ほどの車両を保有している。名古屋駅前店で成果を出したことを受け、今後は一つ規模の下がった中継駅での出店も検討している。
 利用料金は店舗によって異なる。観光客の多い沖縄では、1泊2日プラン(7750円から)など宿泊の利用が多く、ビジネス利用の多い名古屋駅店では6時間(3850円から)など時間貸しの利用が多い。
 岡田社長は中古車販売を16年続けてきた経験を持つ。東海地方を中心に8店舗展開してきたが、大手中古車買取販売業者の不祥事の問題で経営面であおりを受け、6割ほど顧客数が減った。別事業を模索する中、沖縄でレンタカー需要の高さを知って本格的に取り組んだ。自ら展開してみると、販売ノルマのプレッシャーのないサービス提供が岡田社長の腑に落ちたという。

#フランチャイズ
#フライトレンタカー
#フライト

100台ほど車両を保有している那覇空港店

車両仕入れや買取を本部でサポート

 初期投資は、加盟金が35万円、研修など費用が30万円、設備機器購入費が95万円、内外装工事費が200万円、資格・事業申請費が11万円で合計が365万円だ。これに50平米ほどの物件取得費が100~150万円と車両購入費がかかる。車両数は15~20台ほどでの開始を推奨している。
 中古車の販売経験を生かした仕入れは同社の強みだ。開業時の仕入れはオークションから仕入れることもあり安価で用意することができる。さらに、車を廃棄する場合は本部で買い取ることも可能だ。投資を多少でも回収できる点はメリットになる。
「新車かどうかは利用者にとってはあまり関係ありません。それよりも大事なことは利用価格と立地です。まずは仕入れを安くスタートして、余裕ができてから車のレベルを上げていけば問題ありません」(岡田拓也社長)
 月収は250万円を見込み、経費の内訳はアルバイト3名の人件費が30万円、賃料が50万円、諸経費が23万円、広告宣伝費が5万円、システム利用料が2万円、ロイヤリティが定額11万円あり、合計で121万円。残りの129万円が営業利益となる。
 同社は今後、各都道府県に出店することを目標としている。

#フランチャイズ
#フライトレンタカー
#フライトフライトレンタカー
フライト
(沖縄県那覇市)
岡田 拓也社長(47)


 

 

関連記事

【スマイルカーズ】2年半で100拠点展開を達成、YouTube などの発信が寄与
【業務レンタカー】長期貸出しと中古車活用で1日千円を実現するレンタカー
【JBレンタカー】中長期契約・中古車使用・無店舗営業で低価格を実現

次なる成長を目指す
すべての経営者を応援する
フランチャイズ業界の専門情報誌

フランチャイズ業界唯一の専門情報誌として、毎号さまざまな切り口をもとに新興本部から大手本部までをフォーカス。またFCを自社の新たな経営戦略として位置付け、中長期的な経営を目指す経営層に向け、メガフランチャイジーの情報も提供しています。

記事アクセスランキング
次なる成長を担うすべての起業家を応援する
起業&新規事業の専門情報誌

“起業のヒント” が毎号充実! “ビジネスチャンス” の宝庫です。
すぐにでも役立つ独業・開業・転業・副業サポートの雑誌です。
資金をかけずに始められる新しいビジネスの紹介、FC、経営・会社運営のノウハウなど、多くの経営者からの“起業のヒント”が毎号充実。

定期購読お申し込みはこちら