【ボーテ式ホワイトニング】技術で差別化する医療ホワイトニングサロンを運営
公開日:2025.11.10
最終更新日:2025.10.29
※以下はビジネスチャンス2025年12月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
年間600件の研修実績を持つ教育システムが強み
「ホワイトニングサロンボーテ」は、2014年にスタートした、ホワイトニング技術の高い歯科医師と歯科衛生士による施術が受けられる医療ホワイトニング専門の歯科医院だ。医療ホワイトニングは医療機関でしか使用できない薬剤を使用できるため、本来よりも白い歯を目指せる。今年FC展開を開始し、現在は直営6店、FC5店を展開中だ。
国家資格者による施術
歯科業界向けの研修やセミナー事業を展開するボーテが手掛ける「ホワイトニングサロンボーテ」は、歯科医師・歯科衛生士の国家資格を持つセラピストが施術を行う医療ホワイトニング専門の歯科医院だ。
セルフホワイトニングと医療ホワイトニングの違いの1つに、使用可能な薬剤がある。エステやセルフホワイトニングで使用する薬剤は、歯の表面に付着した汚れを落とすのみだが、同店は歯科医院でのみ使用できる高濃度の薬剤を使用しているため、より白い歯を維持することができる。薬剤には歯から溶け出したカルシウムを再び歯に戻す「再石灰化」を促す作用があるアパタイトという成分が配合されており、これは歯の健康維持にも効果がある。さらに、痛みやシミを和らげる成分も含まれているため、施術時の不快感も軽減される。
施術メニューは主に3種類。金額の目安は、店舗で行うオフィスホワイトニングが通常コース60分1回で1万5400円、スペシャルコース90分1回で3万1900円。自宅で行うホームホワイトニングセットが3万1900円で、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを同時進行するデュアルホワイトニングコースが16万9400円だ。施術に必要な材料を直接仕入れているため薬剤原価が安く、一般的な歯科ホワイトニングよりも低価格で施術が受けられる。

研修事業は年間600件の実績がある
店内はプライバシーに配慮し、リラックスできる空間を演出
歯科医師と提携して開業
本来、歯科開業は歯科医師のみが可能だが、それ以外の人が開業する場合は歯科医師と業務提携を結んで開業する。実際、創業者の柏野紗耶加社長も歯科衛生士だが、歯科医師と提携することで開業を実現している。自身での歯科医院経営を望まない歯科医師や、セカンドキャリアを探す歯科医師にとって同モデルは需要があるという。
単独で出店する場合の開業費用は加盟金200万円、立ち上げサポート費860万円と、物件取得費や内装工事費、設備費などを合わせ総額約2000万円の想定だ。すでに開業済みの医院内に導入する場合、必要な費用は加盟金200万円と研修費198万円のみとなる。
直営店の実績は月商600万円で、営業利益は280万円(46%)だ。費用の内訳は人件費150万円、材料費80万円、家賃40万円、雑費30万円など。FC店のロイヤリティは20万円となっている。なお、投資回収期間の目安は約1年半だ。
同社は、全国の歯科医院にホワイトニングやクリーニング、デンタルエステや接遇などの歯科にまつわる独自の研修事業を展開しており、年間600件の研修実績があることからスタッフ育成ノウハウに強みがある。
開業後はオンラインでのフォローやチャットでの症例相談、オンラインセミナーなどでのサポートを実施している。
ボーテ式ホワイトニング
ボーテ
(大阪市中央区)
柏野 紗耶加社長(39)
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