【プレイスデザイン 】デザインから施工まで行う外構工事会社がフランチャイズ加盟

公開日:2025.12.18

最終更新日:2025.12.07

※以下はビジネスチャンス2025年12月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

DM送付など社長自ら行うSNS集客で好調経営

 プレイスデザインは、住宅の外構工事を手がける建設会社としてスタートし、現在は二刀流経営を実践している。外構・エクステリア事業で地域に根を張りながら、夜アイスブランドの「アイスは別腹」に加盟。2024年12月に南柏店をオープンした。

きっかけは同業者のSNS投稿

 同社は、2013年の創業以来、個人住宅を主なターゲットに、設計・デザイン・施工までワンストップで請け負う。ヒアリングを重視した提案を行い、営業活動や現場管理に取り組んでいる。対応エリアは松戸・柏・流山を中心に、つくばの支店から茨城方面にも広がっており、年間売上は単体で2億円を超える。パートを含めた組織体制は16人で構成され、住宅の購入層である20代後半から30代を中心に、リフォーム希望者など幅広い年齢層のニーズに対応している。
 その傍ら、飲食に踏み出したきっかけはSNSだった。建設業が不調の時期を支える、もう一つの事業の柱を検討しているときに、同業者が「アイスは別腹」に加盟開業していることをInstagramで見つけ、興味を持った。売上が季節に影響される業態だが、アイス自体の普遍的なニーズに可能性を感じたという。その後、直接本部にコンタクトを取り加盟。開業にあたり、もともと居酒屋だった物件を取得。油汚れや雨漏りなど手を付ける修繕箇所が多く初期投資は加盟金などを含めて1000万円を超えたが、「やるからには本業の一つ」として取り組み、必要な経費として算出した。
 23時まで営業しており、平日のピークタイムは16時台と21時台だ。客層は夕方のカップル利用や、ご飯後にパジャマ姿の家族連れ、アルコール入りアイスを楽しむ中高年までと幅広い。
「南柏店は駅前や繁華街といった好立地には無く、住宅街のロードサイドにあります。SNSの宣伝効果や、目の前の道が渋滞することでよく目に留まるのだと思います」(大場社長)

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アイスは別腹南柏店、ロードサイドに位置し幅広い年代の来客がある

半年でフォロワー1万4000人突破

 南柏店はロードサイドにあり、看板の視認性が高く車通りの多い立地と、SNSの相乗効果からオープン初日には100人以上の行列ができた。集客は、Instagramのストーリー投稿や、南柏店のメンションをつけて投稿されたストーリー全てへの返信など、大場社長自らが行っている。開設から半年でInstagramフォロワーは1万4000人を突破した。
 SNSの投稿含め本部からのサポートは手厚いが、意見が食い違うこともあるという。ルールを守ったうえで、売上を上げるために必要なことはしっかり意見すると大場社長は話す。
「加盟店はそれぞれ環境・状況が異なるため、SNSの配信方法など全体のルールと違う手法を取りたい時があります。本部とは対等な関係だと考えているので、こちらの意見をしっかり伝えることは意識していますし、店舗を続けるために必要なことだと思います」(大場社長)
「やるからには本業の一つ」という覚悟で2つの事業を回す同社は、今後の目標として、南柏店を地域に密着した店舗にしていくことを目指す。

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#アイスは別腹プレイスデザイン
(千葉県松戸市)
大場祥平社長(45)

 

 

 

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