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【オーシャンシステム】「業務スーパー」エリアライセンス取得/グループで100店以上を運営

公開日:2023.02.06

最終更新日:2023.02.06

※以下はビジネスチャンス2022 年8月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

業務スーパーの売上高は全体の48%

今期も複数出店し増収増益見込む

オーシャンシステム(新潟県三条市)

樋口勝人社長(46)

オーシャンシステム(新潟県三条市)は、1963年に新潟県三条市で「ひぐち食品」の称号で弁当給食事業をスタート。1978年からはヨシケイの宅配事業にFC参加、2001年には業務スーパーのFCとして事業を拡大、2008年に東証ジャスダック(現東証スタンダード)上場を果たした。現在ではグループで業務スーパーを全国で74店舗、直営のスーパーマーケット「チャレンジャー」10店舗のほか、FC本部として弁当事業「フレッシュランチ39」を展開している。

オーシャンシステムは、新潟県を中心に「業務スーパー」「ヨシケイ」のFC事業や「チャレンジャー」といったスーパーマーケット、事業所向け弁当事業「フレッシュランチ39」等を展開している。同社は、樋口勝人社長の祖父が1963年に地元で「ひぐち食品」の称号でスタートさせた弁当給食事業が祖業だ。1978年からは「ヨシケイ」の宅配事業にFC参加、2001年からは「業務スーパー」のFCとして事業を拡大させてきた。

2008年にはジャスダック(現東証スタンダード)に上場を果たした。2022年3月期の売上高は前期比8・7%増の669億600万円、2023年3月期は727億円を見込んでいる。同社の事業セグメントは、「スーパーマーケット事業」「業務スーパー事業」「弁当給食事業」「食材宅配事業」「旅館、その他事業」の5つ。

その中で最も売り上げ規模が大きいのが、「業務スーパー事業」で、2022年3月期では全体の48%を占めている。2023年3月期は、建設コストの高騰を踏まえ、出店スケジュールを精査しながら、新規出店5店舗、移転1店舗を計画している。「業務スーパー」は2002年に本部の神戸物産とエリアライセンス契約を締結、以来、同ブランドの知名度アップに貢献してきた。

4月1日時点では、同社が直営店と呼ぶ店舗として36店、同社が出店し運営を他者に委託している店舗が20店、同社のグループ会社で2017年にM&Aをしたカワサキ(茨城県水戸市)が運営している店舗18店を運営している。また、グループ会社ではないものの、その他に傘下にサブフランチャイズ12社35店がある。

直営ブランドの「チャレンジャー」店舗内にも「業務スーパー」コーナーが設けられており、同社が関係している「業務スーパー」は100店舗以上になる。連結子会社のカワサキは、元々茨城県でサブフランチャイジーとして営業していた企業だったが、後継者問題から同社に相談があり、2017年10月にM&Aをして傘下に入れた。カワサキは県内を中心に9店舗をカワサキは県内を中心に9店舗を出店してきた。同社は100%子会社になって以降、出店を加速、現在までに店舗を運営しており、オーシャンシステムがFCビジネスを拡大させていく一翼を担っている。

同社では現在、2024年3月期を最終とする中期経営計画を進めており、同年度までには連結売上高821億円を目指していく。また同社は、「オーシャンDX」と呼ばれる独自のスマホアプリから注文を受けた商品を、自社ドライバーがオフィスや家庭の玄関先まで配達する、いわゆるネットスーパー事業にも力を入れているが、「業務スーパー事業」は成長の柱として期待は大きい。

 
 

 

 

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