【連載 第43回】経営者が知らないとマズイ 業績を上げるためのファイナンスの裏ワザ

専門家税理士を活用しましょう

アカウンタックス代表取締役社長 山口真導氏

　税理士は、多くの社長にとって唯一付き合いのある専門家です。もし、税理士が経営に利のある提案をするなら、皆さんはさらに成功するでしょう。

顧問税理士は成長しているか？

　起業したばかりの社長は経営の素人ですが、日々の経営判断を繰り返していくことで成長します。起業したての頃の顧問税理士は、「先生」として皆さんのサポートをしますが、いずれ社長が税理士のレベルを超える日がきます。
　これを子供の成長に例えると、最初は保育園で保育士さんにお世話になりますが、小学校、中学校と進級するとお世話の範囲が狭まります。そして、高度な教育を受けられるようになり、大学ではその道の専門家である教授に教わることになります。
　しかし、多くの社長が成長しているにも関わらず、ずっと同じ税理士と付き合い続けています。これは、大人になっても保育士さんにお世話になっているのと同じではないでしょうか？

税理士は1人でなくて良い

　しかし、小さい頃からお世話になっている保育士さんとの関係を終わりにするのも大変です。何より、皆さんのことを誰よりも心配してくれる存在ですから、無下にするわけにもいきません。
　解決すべきは、税理士1人体制に拘っていることです。税理士は1人のみというルールは存在しません。あまり知られていませんが、税務署も複数の税理士との関与を前提とした制度を設けています。そのため、保育士さん税理士を大事にしつつ、提案が出来る別の税理士を雇うことが現実的な解なのです。

本当の「先生」を手に入れる

　保育士さん税理士は、「今月も黒字で良かったですね」「こんなに交際費を使ったらだめですよ」と言うのが仕事です。
しかし、保育士さん税理士が突然、「不動産を購入したら相続税を節税出来ます」と言ってきたら、ドン引きしませんか？自分の財布を狙っているとしか思えないでしょう。
　しかし、相続税対策の専門家が同じことを言ってきたら、どうでしょうか？ありがたくお話しを聞いてみようと思いませんか？　結局、「何を言うかではなく、誰が言うか」が問題なのです。あなたが欲しいのは、その道の専門家の意見なのです。そうであれば、その道の専門家に聞くのが筋です。

税理士マッチング始めます

　問題は専門家税理士と出会う場所がないことです。そこで、当社では今年8月より税理士マッチング事業を始めることにしました。顧問税理士の変更は不要です。色々面倒ですし、申告書をきちんと作って貰えていると思いますので、変える必要はないでしょう。
　提案のない顧問税理士に不満があれば、弊社のマッチングシステムをご利用下さい。提案のない顧問税理士にイライラする時間がもったいないので、提案専門の税理士を別に雇いましょう。
マッチングシステムの利用料金は無料です。左記のQRコードより、事業者登録をお願いします。

お問い合せ　TEL.03-3237-1311
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