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【PR】商標マフィアから自社を守れ!小林功の快刀乱麻を断つ(第2回)

公開日:2025.11.28

最終更新日:2025.12.01

※以下はビジネスチャンス2021年10月号から抜粋した記事で、内容は掲載時の情報です。

最大で45分野の取得が可能

 新宿にオフィスを構えるバード国際特許事務所は、主に特許や実用新案、意匠や商標についての問題を取り扱っている。近年は飲食店を中心としたフランチャイズの領域での商標問題についての相談が増加していることから、「商標権」というテーマで、小林功所長にその重要性について解説してもらう。

先々の事業展開を見据えた登録を

 前回は、「自社ブランドを守るために商標登録をすべし」、「他社ブランドを侵害していないかのチェック」についてお話しました。しかし、一般の方がご自分でそれらを調べるのは「特許情報プラットフォーム」があるとはいえ、難しい部分があります。商標は商品やサービスと結びつくものであり、45種類ある登録区分の中からご自身の商品やサービスと合致するものを見極める必要があるからです。詳しくは特許庁が「類似商品・役務審査基禅」としてまとめています。  

 商標は希望する名称がある分野で取得されていたとしても、それでもう取得出来なくなったとは一概に言えません。あくまでも登録している分野での権利しか持ちませんから、自分の希望分野は空いている可能性があるのです。


 たとえば、飲食店経営なら「飲食物の提供」分野で取得すれば、一先ず万々歳。そこからTシャツやお皿などのグッズ販売を始めることがあります。その時に「被服」や「食器」分野での追加登録をしておかないと、ご自分のプランド名を勝手に名乗られてしまう可能性があります。1商標で45分野全てを指定して登録することも可能ですが、指定分野を増やすほど取得費用は高額になり、全分野取得だと100万円以上掛かるでしょう。


 ちなみに、メルカリは「mercari」という登録商標を全分野で登録しています。取得しなくても良さそうな分野まで広げてでも、mercariという名前を守っているのです。登録されてないから、と第三者が「mercari」という名前で「ヤシの葉」を売り始めたら気持ち悪いですよね。


 また商標登録は取り消されることもあります。3年間使用されていない場合、第三者が取り消しを求めて審判請求を行うことが出来るのです。ただそれを行うのにもお金はかかるので、通常はそこまですることはほとんどありません。

 

バード国際特許事務所のメンバー
弁理士(特許・実用新案・意匠・商標) 小林功
弁理士(特許・実用新案) 山野明
弁理士(特許・実用新案) 山田紘子
弁理士(商標) 山下まり子

 

バード国際特許事務所
(東京都新宿区)
小林功所長(43)
PROFILE●こばやし・たくみ
2006年3月、東京工業大学大学院総合理工学研究科物質科学創造専攻を修了。同年、松本特許事務所、08年に太陽国際特許事務所、 13年にTMI総合法律事務所に入所し、弁理士としてのキャリアを磨く。17年10月にバード国際特許事務所を開設し、現在にいたる。

 

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