エステやフィットネスの機材を詰め込んだカラフルユニット/WatashinoBOX

駐車場の空きスペースを利用して営業リモートによる管理で完全無人化を実現


BIGYOUTH

東京都港区


セルフエステのパイオニアで、「わたしのハイフ。」を全国展開するBIGYOUTH(東京都港区)。同社が完全無人のセルフエステ業態として昨年4月に発表したのは、「WatashinoBOX」だ。「WatashinoBOX」は箱型の形状をした個室のユニットで、内部にはエステやフィットネスなどで使用する機材が搭載されている。


外観は、ルービックキューブを模したカラフルなデザインで、ユニットがそのまま一つの店舗になるように設計されている。従来のセルフエステのように、ビルや商業施設などにテナントとして出店するのではなく、駐車場の空きスペースに設置して営業することを想定している。ビジネスモデル自体が、これまでのセルフエステと大きく異なるのだ。


その狙いについて同社は「今までのような都心に出店するモデルは今後、通じなくなると考えています。人通りが多い場所だと、利用者は施術後に化粧をしなければならず非常に手間がかかります。一方で駐車場の一角に店舗を作れば、施術した後に人目に触れることなく車に乗り込んで帰宅することができます。セルフだからこそ、気軽に利用できなければ意味がありません」と話す。


同ユニットではエステの他、フィットネスやヨガ、岩盤浴、子ども限定の脱毛など6つのサービスを利用することができる。利用する際は、専用アプリで予約して決済を行う。当日は、顔認証を行った後、アプリと連動したスマートキーで開錠して入店する。店内ではスマートミラーを介して本部スタッフが応対する仕組みだ。


すべてが遠隔で管理されているため、現地常駐のスタッフはいない。終了後、室内の掃除は利用客が行う。掃除の手順については、その都度スタッフが案内する。すべての作業が完了した後、スタッフの操作で扉が開く仕組みだ。髪の毛のような細かいゴミは掃除ロボットが片付ける。フランチャイズ加盟には、ボックスを買い取るパターンとレンタルするパターンがある。前者の初期投資は、設置代なども含めて約550万円。後者は300万円だ。レンタルの方が買い取る場合に比べて、ロイヤリティーが若干高めに設定されている。


収益モデルは次の通り。初月の新規客は1日1名のペースで月間35名。このうち15%にあたる5名がサブスクリプション契約すると想定し、総売り上げは17万円。経費を差し引くと7万7000円の赤字となる。2ヶ月目は新規客45名に対し、成約は20%で9名。サブスク契約は累積14名で、売上は40万円となる。サブスク契約者が25名で、損益分岐点に到達する。1店舗で対応できる会員数は最大60名程度。体験や、その都度払いの利用者の売上も含め、毎月35万円の利益が手元に残る試算だ。


「開業後、想定よりも売上が伸びない、あるいはもっと目立つところに場所を移したいという場合は、簡単に移設することができます。また、買い取りしている場合は、別の方にボックスを売却することもできます」今後はフランチャイズを軸に、大型小売店やコンビニ、コインランドリーなどの駐車場の空きスペースを中心に、出店を進めていく計画だという。当面の目標は500店舗だ。




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