仕事や勉強、カフェ利用など多彩な活用法提案/SHARELOUNGE

首都圏で100店舗展開へ


蔦屋書店、TSUTAYAなどを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、東京都渋谷区)は、新たな業態で出店攻勢をかけている。カフェやコワーキングスペース需要を取り込む「SHARELOUNGE」ブランドを首都圏で100店舗展開していく計画だ。



SHARELOUNGE

カルチュア・コンビニエンス・クラブ

東京都渋谷区


「SHARELOUNGE」とは、「発想が生まれ、シェアする場所」をコンセプトとし、「シェアオフィスとしての機能性はもちろん、こだわりの家具で彩ったラウンジのような居心地のよさを併せ持つ空間です」(同社)という。フリードリンク、軽食や書籍、雑誌を揃えているほか、超高速Wi―Fiなどを備え、オフィスとしてはもちろん、カフェとしても利用できるほか、人と人が出会うコミュニティの場として、様々なワークショップやトークイベントなども開催している。


公式アプリによって簡単に予約・決済するため誰でも気軽に利用することができる。同社では、この業態を2019年11月、フラッグシップ店である「TSUTAYABOOKSTORE渋谷スクランブルスクエア」にオープン。以降、大都市を中心に14店舗と台湾2店舗にまで拡大させた。働き方改革やコロナ禍によるリモートワークの浸透と相まって、ビジネスマンの利用も右肩上がりで増加しているという。多店舗によるスケールメリットを生かし、今年の3月にはサブスクリプションサービスも開始し、使い勝手を向上させた。


コワーキングスペースは通常、企業が施設と契約するケースが多いが、同施設は、カフェ利用や勉強する人の利用も多いという。多彩な使い方ができるのが同施設の特徴となっている。書店ブランドの「蔦屋書店」、「TSUTAYABOOKSTORE」店舗内での併設として開設するケースが多い同施設は、地域の商業施設の活性化の一助になることを期待している。例えば、2021年12月に名古屋駅前の名鉄百貨店本館8階にオープンした「TSUTAYABOOKSTORE名鉄名古屋」は、建物のリニューアルのタイミングで、「SHARELOUNGE」を併設し出店した。


この店舗は、50歳代を中心とした女性客が約70%を占め、従来の飲食店がその役割を担っていたシャワー効果によって、来館客増加に貢献しているという。また、4月に野村不動産(東京都新宿区)との協業でオープンさせた「SHARELOUNGE亀戸withH1T」は、両社がワークスペース領域で顧客や社会に対しての新たな価値創造や顧客接点増加を目的にした事業締結によるもの。野村不動産は、働き方の多様化と効率化に応えるサテライト型シェアオフィスブランド「H1T(エイチワンティー)」を提供しており、CCCの持つプラットフォーム、顧客データベース、ライフスタイルコンテンツと、野村不動産の持つオフィス開発のノウハウを掛け合わせた。


今後も拠点の展開を拡大していく計画だ。CCCは現在、レンタルの「TSUTAYA」、書店の「TSUTAYABOOKSTORE」、生活提案型の「蔦屋書店」を中心に全業態併せて国内外で約1000店舗を運営しているが、将来的には国内1500店、中国1100店、アジアパシフィック400店と合わせて3000店舗体制にまで拡大させていきたいという。


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