提供するのはシーシャとリラックス空間/PukuPuku

個室と娯楽の導入によって滞在時間を延ばす



昨年1月にオープンした「PukuPuku」は、空間づくりに特化したシーシャ店だ。立地によってカフェやバー、ダーツといった異なるコンセプトで展開しており、現在は全国で9店舗を運営する。同店は、これまでのシーシャ店が注力してこなかった内装や集客に重点を置いた結果、約6割が女性客となるなど、くつろげる空間づくりに成功した。



PukuPuku

東京都新宿区

並木隆充社長(37)



並木隆充社長(37)


客の好みに合わせた味を提供

約半数がリピーターへ



PukuPukuは、中近東発祥の水タバコ「シーシャ」の提供をメインとするシーシャ店だ。ドリンクのほか、カラオケやダーツなどのアミューズメントサービスも提供している(店舗によりサービスは異なる)。通常のシーシャ店は、シーシャの提供のみで、内装や接客に力を入れていないケースがほとんどだ。対して同社はリラックス空間の提供を目的に、内装や接客を含めた空間づくりに注力する。例えば会社員が多く利用する恵比寿店は、本格的なバー同様の酒類を取り揃えた隠れ家空間を演出。学生が多い高田馬場店ではケーキを提供する親しみやすいカフェとした。


さらにシーシャ店では珍しい個室を用意している。プライベート空間と様々な娯楽を用意することによって、顧客の滞在時間を延ばす狙いだ。日本のシーシャ人口はまだまだ少なく、個人経営が多かったために効果的に広告が活用されていないのが現状だ。そのなかで同社は、SNSやWEB広告を用いて新規顧客獲得に重点を置く。若い層への影響力が強いInstagramやTikTokを用いた宣伝によって、おしゃれな空間が話題となり、シーシャ未経験の女性客も来店するようになった。


一般的なシーシャ店では30〜40代の男性がメイン顧客となるが、同店の場合は20〜30代が最も多く、女性客が6割を占めるという。店舗では新規顧客をリピーターとするべく、接客とシーシャの質にこだわる。来店時はもちろん、20分に1回の炭替え時のコミュニケーションを怠らない。さらにシーシャフレーバーは基本的に、店員が客の好みをヒアリングしてセレクトする。これら接客方法やシーシャの作り方は全て研修で学べる。


特にシーシャフレーバーに関しては、業界で名のあるシーシャ職人が指導にあたるため、他店より複雑な調合も可能だ。オープン後も、シーシャ職人が定期的に来店指導を行う。こうした取り組みにより新規客の4〜5割がリピーターとなっている。


初期費用は加盟金が100万円、研修費が150万円、内装工事費が1000万円〜、備品が50万円〜。物件取得費を含めた合計は1500万円〜2500万円(店舗立地や規模により変動)となっている。月々発生する費用はロイヤリティ10%とシステム利用料1万5000円、広告分担金5万円だ。


25坪30席で開業した場合、週7日時間営業で月商は450万円。シーシャやドリンクはロスが発生しにくいことから原価が20%。フード調理の必要がなく人件費は25%に抑えられる。最終的な利益率は36・3%と想定される。同社は今後、直営・FC合わせて2年で50店舗展開を目標とする。シーシャにポーカーなど、娯楽のアレンジを加えることでシーシャ人口を増やし、業界の盛り上げに貢献していきたいという。


女性客が約6割を占める

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