インスタ投稿相次ぐブランド馬肉の無人販売店舗/ONIKUSTAND

こだわりの熊本県産と「映える」内装で急成長


ONIKUSTAND(オニクスタンド)は馬肉の無人販売店舗だ。2021年10月に名古屋市で第1号店をオープンし、馬肉の本場・熊本のブランド馬肉「ふじちく」を手軽に買えることで評判となった。FC事業も開始し、2022年4月現在、東海地域を中心に9店舗(直営1、FC8)を展開している。



スタンドホールディングス

名古屋市中区

柴田竜司社長(27)


柴田竜司社長(27)


最低5坪から開業可能

客単価は4000円超え



無人販売店と言えば「餃子」というイメージがあるが、同店では衛生管理を徹底した馬肉を中心に販売する。柴田社長は「今後の成長が見込める無人販売業態を手掛けたかった。餃子は既に全国500〜600店舗存在し、価格競争が激しい。違う分野で客単価が高いものを探した結果、馬肉に行き着いた」と話す。


馬肉は牛肉や豚肉に比べ低カロリー・高タンパクな食材で、ヘルシー志向の時流に乗っている。さらに、馬は他の家畜より体温が高く食中毒被害のリスクが少ないとされる。同店のメイン商品である馬肉は全て熊本県産。そのうち8割は飼育から加工まで担う専用工場が「ふじ馬刺し」として加工したものだ。残り2割も熊本県内の加工場から仕入れている。


なお、加工時に瞬間冷凍するため、衛生面の心配もない。販売する商品は馬刺し16種の他、焼肉用牛肉10種と中華総菜1種類。売り上げの8割が馬刺しで、一番人気は馬刺しユッケ1000円だ。このほか、ふじ馬刺し上赤身2400円、赤身ブロック1000円、たてがみ(こうね)1500円が人気商品で平均客単価4000〜5000円に上るという。「店内に置いたノートの記載から推察すると、開店以来、1人の方で3〜5回来店していただいていることが多い」と柴田社長は見ている。


店舗内装はベージュを基調とした店内カラーにピンクのネオンサインとコミカルなポスターを設置。馬肉の持つ男性的なイメージを柔らかくし、「映えスポット」として女性にも親しみやすくした。「観光感覚で来店される方もいる」という。初期投資は研修含む加盟金300万円、保証金50万円、連帯保証人がいない場合は150万円、内装費270万円。物件取得費を除き、合計620万円を見込む。店舗設備には冷凍ショーケース、電気設備、Wi‐Fi環境、防犯カメラ4台以上を求めるが、水道・ガス契約の必要はない。ショーケースは1台で40種類の商品が陳列可能だ。


月々のロイヤリティは20万円。収益モデルは8坪店舗1週間の来店者数150人で月商388万円、利益105万7000円を想定している。オーナーに求められる作業は2日に1度の商品補充や掃除、月に一度の棚卸し作業、収益状況チェックなどだ。


物件の必要条件は5〜10坪、1階、24時間営業が可能な店舗で、デザイン性と万引き防止を兼ねたガラス張り、駐車場併設を推奨している。顧客ターゲットは近隣のひとり暮らし世帯で、これまではロードサイド、駅近、パチンコ屋周辺への出店が多い。現在、FCのオーナーは不動産会社、会社員の副業などまちまちだが、「コインランドリー経営者など節税・投資を意識している方に特におすすめしたい」。目標は今後2年で500店舗展開。柴田社長は「いずれ無人販売業態で餃子を抜きたい」と意気込む。



販売する馬肉は全て熊本県産

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