加盟店の将来性を担保する複数店出店

加盟時に多店舗化の意思を共有

/物語コーポレーション


物語コーポレーション

(愛知県豊橋市)

齋木 知親 執行役員・FC事業推進本部長(45)


齋木 知親 執行役員・FC事業推進本部長(45)

物語コーポレーションは「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」など、国内外で飲食16ブランド(国内13ブランド)を展開。同社は「地域一番店戦略」といった幹線道路沿いなどの郊外一等立地での出店を丁寧に重ね、現在主要ブランドである焼肉きんぐが約270店、丸源ラーメンは約180店まで拡大した。今後も既存オーナーの増店を促進し、現行パッケージでは ブランドともにそれぞれ400店舗まで出店の余地があるという。(ビジネスチャンス12月号巻頭特集より)



「当社は理念に大家族主義を掲げています。 FCパートナーの方と共に成長したい、幸せを届ける関係でありたいという思いが根底にあります。100社が1店舗ずつ持った100店舗よりも、10社10店舗ずつで100店舗の方が成長性を担保出来ます。この想いで約20年前にFC事業を始め、それは今でもぶれていません。今後も共に成長していける意欲を持った方と歩んでいきたいと考えています。


こう話すのは物語コーポレーションの齋木知親本部長だ。

同社の主要ブランドにおけるFC加盟店構成は、「焼肉きんぐ」が107店・22オーナー。また「丸源ラーメン」は96店・32オーナーとなっている。同社では、加盟時にFCオーナーへ将来的な複数店舗展開をアナウンスするなど、1オーナーの複数店舗展開を強く推奨している。


「そこで働く従業員さんが、自社に将来性を感じることが大切。給料が上がるか、ポストを得られるかと考えた時に、1店舗しか無ければうまく夢を描けません。複数出店する計 画や動きが自社にあれば、モチベーションも上がります。当社の創業者 ある小林の考えにもあるのですが、経営者は自社に夢を感じさせることが重要です。加盟社だけでなく本部の課題でもあります」


また多店舗展開のメリットとして、「ブランド展開のスピードアップが見込めること」を挙げる。実際、丸源ラーメン事業では、ある一つの加盟店の成功が他の加盟店へと広がっていき、そこから加盟につながっていったという。直営店だけの力では補えない部分を加盟店の力でカバーしていった形だ。


同社では複数出店する加盟店に対して加盟条件での優遇措置を設けている。焼肉きんぐでは9店舗目までロイヤリティが3%だが、10店舗〜19店は2・8%、20店〜29店は2・ 6%というように、10店舗ごとに0・2%減額される。同様に丸源ラーメンでは、1店舗目のロイヤリティが5%だが、2店舗〜5店舗までは0・2%ずつ減額され、6店〜9店までがロイヤリティ4%、以降も10店舗ごとの単位で0・2%ずつ優遇される。


「多店舗展開をするには資金がかかり、スタッフの新規採用が必要になるなど大変なことが多いです。本部はそれだけの成長性を見出せる、価値があると思ってもらえるフォーマ ットにしないといけません。プレッシャーを感じますがFCパートナーの方たちと今後も切磋琢磨していきたいですね」

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