提供するのは焼く前の手作り「生」餃子/生ぎょうざ神戸まな家

餡を包む専用マシンの導入で商品の均質化に成功


まな家

神戸市東灘区

井上貴博社長(48)


「生ぎょうざ神戸まな家」(以下:まな家)は、各店舗で包んだ生餃子の持ち帰り専門店だ。2015年に創業したまな家は、直営3店舗FC1店舗に加えて、餃子販売機による無人店1店舗を運営する。同社はコロナによるテイクアウト需要を追い風にFC事業を本格化し、関東から九州にかけての多店舗出店に舵を切った。



井上貴博社長(48)


まな家では、焼き上げる前の「生」餃子を提供する。餃子餡は手作りだが、包む作業を専用マシンで行うことにより、職人の技術に左右されない均質化された商品の提供を可能とした。餃子を生の状態で提供する理由は、あくまでも家庭で美味しい餃子、その素材を提供することを同社が軸としているからだ。そのため、餃子には保存料や化学薬品を使用せず、家庭内調理と親和性の高い市販の調味料に統一。家庭にあるフライパンやホットプレートで焼き上げるのが、ベストな調理法となるよう設計されている。


コロナによるテイクアウト需要により、同店はこの1〜2年で約150%の売上成長率を記録した。現在同社は、神戸市の直営3店舗、大津市のFC1店舗に加えて、餃子自動販売機のみの無人店1店舗を展開している。販売機には2台で110食を保管できるが、1日に3回以上補充に行くほど売れ行きは好調だという。


同店の加盟プランは2つ。プラン①は、本部と同一プランで加盟する一般的なFC。プラン②は、オーナーの独自ブランドを承認するグループ加盟プランだ。プラン①の場合、加盟店には本部で作られた餃子餡が届く。餃子を包む作業は、すべてマシンで行うため、加盟店は本部と同じ商品が作れる。初期費用はスケルトンの場合で、加盟金150万円、保証金50万円、研修費10万円、機械などの設備費270万円、そのほか物件取得費など含め合計900万円だ。ロイヤリティは売上により異なり、100万円未満は免除、200万円未満で3万円、200万円以上で5万円となっている。9時間営業で25日稼働した場合の月商は180万円、粗利益は93万円と想定される。


プラン②の場合、商品メニューや価格、内装等は自由だ。ただし、配送される食材をもとに餃子餡を自分で手ごねすることになる。初期費用は、加盟金50万円、保証金25万円、研修費10万円、設備費270万円など。ロイヤリティは発生しない。


同社は、独自のポイントカードの導入によってリピーター獲得に繋げる。6000円の購入につき、300円の割引が施されるという内容だ。実際に、約6割の客がポイントカードを提示してくるという。手ごねの餃子餡は神戸で製造し、FC加盟店に配送する。製造量と配送にかける手間に限界があることから、当面は神戸を中心に関東から九州までに範囲を限定して50店舗展開を目指す。なお、餡を自店で手ごねするグループ加盟(プラン②)の店舗は、エリア問わず全国で100店舗が目標だ。



餃子餡を包む専用マシン

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