取り扱いアイテムは独占商品を含め約800点/韓館マート

ありそうでなかった韓国食材専門店のFC



波はあるものの、日本では韓国人気が根強い。第一次韓流ブームの頃は韓国ドラマが人気だったが、今はK-POPと呼ばれるアイドルグループが若者を中心に人気を博している。そんな韓流ブームの流れの中で誕生した韓国食材の専門店を取材した。


エルズコレクション

兵庫県神戸市

李王煕代表


李王煕代表

韓国食材の専門店として、7月1日に兵庫県明石市で開店予定のフランチャイズ店を含め4店舗を展開しているのが「韓館マート」だ。同店を運営するエルズコレクション(兵庫県神戸市)はもともと、韓国ドラマ「冬のソナタ」をきっかけに日本で韓流ブームが沸き起こった頃に、オンラインで韓国関連の商品を販売する事業を展開していた。


しかし、反日感情の高まりとともに一時的にブームが衰退したため事業を縮小。代わりに新たな事業として韓国料理のレストランとショップを開業したところ、コロナ禍を機に自宅で韓国料理を作る家庭が増え、一気に注目を集めるようになった。その人気ぶりを見たイオンモールから出店要請が舞い込み、去年9月に3号店となる神戸南店をオープンさせた。


同店の強みは豊富な品揃えだ。現時点で取り扱っているアイテム数は約800点。これは日本で流通している韓国関連商品の7割に相当するという。このうち、多い店舗では300点を常時販売している。自家製キムチをはじめとする惣菜や温めるだけで飲める冷凍スープ、独占販売権をもつ菓子類、また、日本人女性に人気の化粧品なども取り扱っている。


今年4月には正式にフランチャイズ募集を開始。その狙いについて李王煕社長は「店舗が増えれば商品をまとめてコンテナで輸入することができます。コンテナ輸送は、普通の船便や飛行機輸送よりもコストが安いので、その分、利益率が高くなります。また、直営で遠方の店舗を管理するのはかなり大変です。それならば、現地の方にお任せしてしまった方が良いと考えました」と話す。


実際、反響は多く、長野県や宮崎県といった地方からも問い合わせが殺到しているという。「一時的に衰退した時期はあるものの、今も韓国の人気は高いです。K―POPアイドルがその象徴ではないでしょうか。しかし人気が高いにもかかわらず、実は韓国食材の専門店は全国的に少なく、しかも調べた限り、FCは当社しかありません。そのせいもあってか、多くの問い合わせが来ています」。


開業にかかる初期投資は、商業施設内に坪の居抜きで出店した場合で約820万円(キャンペーン中につき加盟金0円で算出)。物件取得費は別途かかる。20坪の店舗の想定月商は420万円(1日平均売上万円×30日)。商品原価は65%で、想定粗利は147万円。ここから人件費や地代家賃、ロイヤリティ(売上の1・2%)、諸経費を差し引き、71万円が営業利益として手元に残る見込みだ。


今後はFCを軸に店舗展開を進めていく計画だという。出店場所は商業施設かスーパーの並びの路面に限定。広さは25坪まで。出店要請も多いことから、加盟希望者には出店候補地を斡旋している。なお、遠方地に関しては今のところ本部から総菜類の供給はしない予定だ。「まずは各都道府県に1店ずつ出店したいです。今はまだ、専門店と呼べるようなお店があるのは全国で10都市前後。十分に商機はあると思います」



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