揉んで飲む・新感覚バナナジュース/ファンキーバナナ‼

加盟募集から半年で13のFC店がオープン


楽場

兵庫県神戸市

原田泰志取締役(42)



原田泰志取締役(42)


アウトドア施設の開発などを手掛ける楽場が昨年5月、バナナジュース専門店「ファンキーバナナ‼」を立ち上げた。エンターテインメント性を追求する同社は、ジュース状と固形のバナナを揉んで飲む、独自のバナナジュースを確立。商品のインパクトや開業の手軽さから、FC募集開始から半年で13の加盟店がオープンした。


キーワードは楽しさ話題になる商品作り昨年7月にオープンしたファンキーバナナ!!は、ジッパー付きのパウチ容器に1本分のバナナジュースとフレッシュバナナ(固形)を丸ごと1本入れて提供する。バナナを手で揉みほぐし、自分好みの食感で飲むのが同店のスタイルだ。斬新なスタイルが生まれた理由は、本部である楽場がBBQ業態を手掛けていることによる。


同社は2018年からBBQ施設を運営していたが、コロナにより一時休業を余儀なくされた。別業態を探すなかで、住一亀社長の娘(当時小学6年生)が、シンプルながら美味しいバナナジュースを作っていたことに着目。子どもが作ったバナナジュースを同年代の子どもにも飲んでもらえるよう、同社は「楽しさ」をキーワードにして商品のブラッシュアップを図った。


子どもが楽しく飲めるよう考案されたのが、揉んで仕上げるという最後のひと手間に参加してもらうスタイルだ。そうした結果、「触感」と「食感」を楽しめる新感覚ドリンクが誕生した。同社は、昨年9月からFC募集を開始し、約半年で13の加盟店がオープン。現在、直営1店を含め14店舗を展開する。初期投資の低さや省スペースで開業できる点が、同店への参入ハードルを下げたという。


初期投資は加盟金が66万円で、研修費や保証金は発生しない。必要な設備は1台あたり1万5000円ほどのミキサー2〜3台と冷蔵庫くらいだ。物件取得費を含めてもトータルで200〜300万円だという。開業には5坪あれば十分で、既存業態に併設出店することも可能だ。これまでサンドイッチ店やアパレル店などが、同店の導入を決めている。


特に、工場に挟まれ人通りの少ない立地のレザーショップが、新感覚ドリンクとして話題になっている同店を導入したことで集客に成功。既存業態の売上が導入前の2・5倍になったほか、ファンキーバナナ!!単体では月商268万円を記録した。


収益モデルは7時間営業、週7日稼働で月商150万円から。同店の場合、ジュースに使用するバナナの産地や仕入れ先に縛りがない。代わりにバナナ本来の甘さを引き出すため独自で開発した「バナナジュースのもと」を使用することで、素材に左右されないドリンクを提供できる。本部から仕入れるのは、バナナジュースのもとや容器程度であるため、原価率は高くても35%となる。


アルバイトを雇う場合は、人件費が20%ほど発生する。既存店に併設出店するかにより異なるが、最終的な利益率は20〜50%となる。開業前にはオンライン研修があるほか、のぼりやポスティング用のチラシが本部から提供される。同社は、FCを中心に拡大を続け、年内に70店舗展開することが目標だ。


1ドリンクに2本分のバナナを使用

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