温泉旅館と提携した高級グランピング/デュラクスジャパン

運用しながら地方創生にも貢献


デュラクスジャパン

京都市南区

前田雄一社長(49)


前田雄一社長(49)



デュラクスジャパン(京都市南区)は、グランピング施設のプロデュース・運営・FC事業を手掛ける。同社は2017年よりグランピング事業に参入し、グランピングツールの導入実績は全国35施設に上る。今年からFC事業の募集を開始した同社が、今最も関心を寄せるのがコロナ禍で業績の低迷する温泉旅館の遊休地を活用した事例だ。これまでの経緯とFCプランについて、同社の前田雄一社長に聞いた。

(ビジネスチャンス2022年4月号「非住宅土地活用ビジネスのススメ」より)


初期費用を抑えるため既存施設の活用を推進同社がグランピング事業を発足した当初は「グランピング」という言葉は浸透しておらず、まだ同業他社も僅かだった。現在国内のグランピング施設数は350施設に上り、3年後には700施設になると言われている。同社は2017年に自社開発した強化型テントでシェアを伸ばし、グランピングツール専門店としてだけではなく、グランピング施設の運営・プロデュース企業としても認知度を拡大した。


同社がこれまでにグランピングツールを導入した35施設は、「眺望の良い土地にゼロから設営したケース」が29施設で最も多く、その他にスキー場やゴルフ場、温泉旅館といった既存の施設を活用した事例が6施設だ。眺望の良さがグランピングの魅力だが、反面、水道や駐車場など設備面の工事に課題がある。しかし、既存の宿泊施設であれば、既にオペレーションを行うスタッフも、飲食店も受付も備わっている。そこで、今後FC展開しやすい既存宿泊施設へ舵を切ったのだ。


グランピング導入で新規顧客の開拓社員の福利厚生としても活用同社が注目するのが、導入施設の中で最も高い実績の出た「温泉旅館の遊休地を活用したグランピング」だ。コロナ禍で需要の低迷する地方の温泉旅館の遊休地に、スイートルームという位置付けでグランピング施設を導入するというプランだ。密にならないグランピングを取り入れる事で、温泉旅館は需要の回復を見込める。しかも、その他設営に関わるプロデュースや集客は全て同社が全面的にサポートしてくれる。

「FCオーナーは運用しながら家族や社員の福利厚生としても利用でき、旅館側は費用をかけずに新規顧客の獲得ができます」


ドームテントやジャグジーを備えたFCパッケージの「スイートヴィラセットwithペットモデル」の場合、1棟辺りの総工費は2000万円前後。温泉旅館の平均客単価2万5000円〜3万円、グランピングの平均宿泊人数2・5名〜3名、年間稼働率を40%とした場合、年間売上は900万円〜1200万円の試算となる。売上の配分は、ロイヤリティである売上の10%のほか、システム費や広告宣伝費など含む固定費18万円が同社、運営委託費・飲食原価を旅館に支払い、差額がオーナーの利益となる。

「メーカーでもある私たちが設営から運営まで行うことで、競争力のある魅力的な施設を作ることができます。地方創生にも繋がるグランピング事業に興味のある方の加盟をお待ちしています」

グランピングテント「deluxs DOME」(中央奥)

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