人気YouTuberと提携したプログラミング教材/コードアドベンチャー

更新日:6月15日

圧倒的な集客力が可能にする低価格でのFC運営



ドリーマーズギルド(愛知県豊田市)は小学生向けのプログラミング教室「コードアドベンチャー」のFC本部を運営する。同社はプログラミング教材の中では最後発の「マインクラフト」を活用し、人気YouTuberと共同開発した独自の教材を使用。2021年4月よりFC展開を開始し、現在までに加盟数は68教室にのぼる。乱立するプログラミング学習塾の中で注目を集める同社の宮城島崇之代表に、急成長の理由を聞いた。


ドリーマーズギルド

愛知県豊田市

宮城島 崇之代表(38)



宮城島 崇之代表(38)

不採算校を買い取り独立

プログラミング導入で生徒数156名増加




――宮城島代表はもともと愛知県を中心に展開する個別指導学習塾で働かれていました。2020年に独立した経緯を教えてください。

宮城島 前職の個別指導学習塾には新卒で入社しました。16年間ほど在籍し、取締役本部長として主に新規事業や運営のサポート業務に取り組んでいました。入社当時1教室だった塾は、10年間で7教室に拡大しました。しかし、その後教室数は伸び悩み、業績の悪化が続いたことで、私が立ち上げから携わっていた校舎の閉校を余儀なくされました。低迷する経営状況の中で自分ができることは何かと考えた時、独立して不採算校を買い取ることではないかと考えました。顔見知りの生徒たちが通う校舎を廃校にはしたくないという思いも強く、2020年にその不採算校を買い取り、独立しました。


――不採算校を買い取るという、勇気ある選択をされたのですね。独立後、経営は好転したのでしょうか。

宮城島 独立後は、コロナの影響を受け休校や生徒の退塾が相次ぎ、経営はさらに火の車となりました。そこで新しい柱が必要だと考え、プログラミング教室の導入に踏み切ったのです。プログラミングコースの導入により生徒数は156名増加、校門前配布やWEB広告によって1年間で300名以上集まり、そのうちの半数が入塾したのです。当時はマインクラフトを活用した他社のプログラミング教材を使用していましたが、社会のプログラミングに対するニーズや、子供たちが興味を持って一生懸命に勉強する姿を見て、プログラミングへの将来性を感じました。そこで、改良してさらに集客率を上げるため、当社独自でマインクラフトを使用した教材の開発を決意したのです。




体験会で保護者の不安を解消人気

YouTuberと共同開発



――マインクラフトは世界累計販売数2億本を超える大人気ゲームですが、そもそもマインクラフトとはどのようなゲームなのでしょうか。

宮城島 マインクラフトとは、デジタル版のブロックゲームのようなものです。ブロックやプレーヤーを動かすには別枠画面にコードを入力する必要があり、順序立ててコードを入力することでプログラミングのスキルを得られるとして近年注目を集めています。マインクラフトを活用した教材はここ2〜3年でシェアが広がりました。


――2020年から教育改革の一つとして小学校でのプログラミングが必修化されました。やはりニーズは増加しているように感じますか。

宮城島 特に保護者の関心が非常に高いと感じます。保護者の子供の時代にはプログラミングという単元がなかったことから、漠然とした不安や必要性を感じて体験会に参加される方がほとんどです。学校の授業では他社オリジナルのブロックプログラミングが使用されていますが、教育現場の先生方も指導方法が分からず苦戦しているそうです。評価する側もされる側も、明確な答えやゴールがないことに不安を抱えています。そのため当社の体験会では、「現代の子どもたちが大人になる頃にはコンピューターと会話する力が必要になるので、将来働くためにコンピューターと話す力を身に付けましょう」とプログラミング学習が必要な理由を伝え、保護者の漠然とした不安を解消するよう努めています。当社のプログラミング学習では「どの職業にも通ずる思考力を鍛えられる」として、生徒のターゲットを絞らないようにしています。


――コードアドベンチャーの教材はマインクラフトYouTuberとして小中学生に絶大な人気を誇る、いぬたぬき氏と共同開発しています。他社の教材と異なる独自性はどのような点にあるのでしょうか。

宮城島 当社では講座動画とマインクラフトのデータをサブスクリプションで販売しています。受講前に講座動画をダウンロードします。動画を見ながらダウンロードしたデータの中でプログラミングを行うというやり方です。従来の教材は、動画教材の作成に不慣れな人が製作していたため興味を引くものが乏しく、どれも眠くなるものばかりでした。そこで、解説の巧みなYouTuberとの提携を思い付いたのです。いぬたぬき氏のYouTubeチャンネル「ゴラクバ!」は登録者数55万人(22年4月4日時点)、マインクラフトをプレイする半数の方が見ている動画チャンネルです。当社の講座動画はいぬたぬき氏が撮影を行い、当社で編集しています。YouTuberと提携しているプログラミング教材は当社だけです。いかに子どもたちが熱中して見てくれる動画であるかが重要だと思います。



講座動画を熱心に学ぶ生徒たち


加盟者に合わせて選べる運営モデル

55万円からスタートも可能



――FC運営モデルは3パターンあるとお聞きしています。

宮城島 最もライトな「既存の教室運営とすみ分けて運営するモデル」、スタート時点から単独ブランドで出店する「1教室スタートモデル」、「正社員1名3教室スタートモデル」の3つの運営モデルを加盟社様にはご説明しています。FC68教室中、半分の方が「既存の教室運営とすみ分けて運営するモデル」で加盟されていますが、さらにそのうちの半分がプログラミング単体教室の多店舗展開にチャレンジしています。収益モデルは授業料を1万1000円とした場合、1年後のそれぞれの月間粗利は「既存の教室運営とすみ分けて運営するモデル」が36万円、「1教室スタートモデル」が87万円「正社員1名3教室スタートモデル」が137万円となる試算です。


――加盟金は3月から35万円ですが、他に必要な初期費用は。

宮城島 加盟金の他に任意加入として、15人、40人、100人の入塾を保証するパックがあり、それぞれ20万円、30万円、70万円です。これらに加入した場合はそれぞれの人数の生徒が入塾するまで本部が集客の支援を行います。具体的には体験会のフィードバックや代行、ミーティング支援や宣伝広告です。その他の初期費用は既存教室を活用しない場合だと物件取得費の他に、2万3000円程度のPCが5〜6台、モニターやプロジェクター費用が必要です。それ以外に、生徒アカウント使用料として1教室15人までの場合固定で月々2万9700円、16人以上の場合は登録数×1980円を頂いています。最もライトな「既存の教室運営とすみ分け運営するモデル」からスタートする場合、加盟金35万円、仮に15人保証パックに加入して生徒数15名以下の教室だと最低55万円から開始することができます。


――最低およそ55万円からスタートできるのですね。非常に経済的な料金設定です。

宮城島 これだけの低価格で運営できる理由は、やはり55万人の登録者数を誇るいぬたぬき氏の知名度による集客力があるからです。また、本部から加盟校へ説得力のある体験会のツールなど手厚いサポートを行うため、グループ全体平均で体験会に参加した4〜5割が入塾しています。加盟して頂くからには1法人につき100名は生徒を獲得し、教育として価値が出るまで継続して頂けることを前提としています。今後は開校前研修の他に、オンラインを通じて定期的に加盟校とミーティングを行っていく予定です。他社と差別化を図り、より質の高い教育が提供できるよう、生徒への「教え方や考えさせ方」といった先生の教務力をさらに高めていきたいと考えています。異業種の方にも参入して頂き、当社の考え方や価値観を広めていきながら、今年中に100教室、来年中に200教室を目指していきます。

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