海外20店舗展開する天丼屋が国内FCを開始/天麩羅秋光

日本では「全国丼グランプリ」8年連続受賞


AKIMITSUTRIBE

東京都台東区

谷原 秋光社長(42)


天ぷらの激戦区浅草に本店を構える「天麩羅秋光」は、全国丼グランプリ天丼部門に8年連続金賞受賞を果たしている天ぷら屋だ。同店を運営するAKIMITSUTRIBE(東京都台東区)はこれまで積極的に海外FCを展開しており、フィリピン・シンガポール・カナダなど合計20店舗を出店。しかし、2021年9月より国内FCにも本腰を入れ、加盟店募集を本格的に行う。


谷原 秋光社長(42)

2015年に創業した天麩羅秋光(以下:秋光)は、明治22年から続く老舗天ぷら屋で修業を積んだ、谷原秋光社長が手掛け、浅草で直営2店舗を経営する。あらゆる層に対応するため、メニュー数は豊富で、天丼だけで12種類あり、天ぷら以外にも刺身や肉料理など、基本的な居酒屋メニューも充実している。


同店の天ぷらには、谷原氏が開発したオリジナルの天ぷら粉を使用。卵感が出るよう絶妙に配合した天ぷら粉は、長時間経過してもサクサク食感を保てるという。独自の素材とメニューを開発し続けており、これまで8年連続で「全国丼グランプリ天丼部門」で金賞を受賞している。


谷原社長は独立前から海外展開に関するモチベーションが高く、海外の天丼フェアにも参加。当初から海外での注目度が高く、業務提携に関する問い合わせがあり、各国から浅草の店舗まで視察に訪れたという。これを機に、谷原氏は開業から1年経たずして海外FCを開始。最も多いシンガポールで11店舗、そのほかフィリピンやタイ、カナダやオーストラリア、韓国と計6か国に出店した。


当時、海外の一般消費者における天ぷらの認知度は低かったが、本土初上陸という物珍しさからメディアで取り上げられ、海外人気に火が付いたという。これまで同社は海外市場を中心としていたため、国内FCは行ってこなかったが、海外や浅草とは異なる地方の環境を魅力に感じ、2021年9月より本格的に国内FCをスタートした。物件取得費を除く開業費は、加盟金200万円。研修費70万円、備品30万円、開店前後の同社社員の常駐費は2万円/日だ。既存収益モデルは、10時間半営業、週7日稼働で売上900万円。原価は25%〜30%。同社は、スタッフがオーダーを取る代わりに食券機やタブレットを導入して人件費の削減を図る。以前は20%だった人件費が、システム導入後12%まで抑えることに成功した。40席の店舗でも調理担当1名、調理補助兼ホール1名でオペレーション可能だという。ロイヤリティは固定10万円で、最終的な利回りは最大で39%だという。秋光は今後、国内・海外ともにFCを中心に上限を設けずに店舗展開していく予定だ。高級割烹店も含まれる天ぷら業態は必然的に客単価、売上が高くなるが、同社が生業とする天丼業態は、親しみやすい価格帯だという。同社は「誰でも入れる敷居の低さ」を軸に、天丼界トップの売上、来店数を目指す。

天丼だけでも12種類を用意

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