無人の24時間稼働のレンタカー事業に加盟が増加中/24レンタCAR

他社にはない「18時間利用」にニーズが高まる



「24レンタCAR」は、バリューアップが展開する無人の24時間稼働型レンタカー事業だ。今年5月から新しい開業プランを作り、条件付きではあるが開業支援金を準備するなど、サポート体制を手厚くしたことから問い合わせが増加している。コロナ禍の移動制限が解除されたこともあり、加盟店も順調に稼働中だ。堤正人社長に、新しい開業プランや24時間稼働の強みについて詳しく聞いた。



バリューアップ

神奈川県横浜市

堤 正人社長(59)


堤 正人社長


つつみ・まさとサラリーマン時代に車検ビジネスモデル&システムを構築するなど、数々の高実績を重ねる。2000年に、有限会社ITサポート21(現:株式会社ITS総研)を創業。その後はレンタカー事業にも参入し、株式会社バリューアップを設立。「24レンタカー」を独自に開発する。



早朝から深夜までの利用需要に着目



――「24レンタCAR」は無人で24時間稼働というこれまでにないレンタカーショップです。どのようなビジネスモデルなのでしょうか。

 24レンタCARでは、自動貸渡機(ARM)を導入しており、無人で貸し出し、返却の手続きが可能となっています。利用者はスマホなどを使いネットから予約をして、その後駐車場に設置してあるARMで免許証の読み取り、カード決済、貸渡証の発行、鍵の受け取りなどの手続きができるようになっています。帰着時は再度免許証の読み取りをして、時間の超過や事故の有無の確認など、返却手続きを行います。もし未給油や延長をした状態で返却をされた場合は、追加でカード決済を行うシステムです。この時点ではまだ〝仮帰着〞ということになっており、その後スタッフが車両点検をして、問題が無ければ〝本帰着〞の処理をします。


――もし車両点検をして問題があった場合はどう対応されるのですか。

 もし未申告の傷や汚れがあったり、燃料満タンと申告されていたのに未給油であったりした場合は、クレジットカードへ追加請求をすることが可能です。無人対応のため、支払い方法はクレジットカード決済のみに限定しています。そのためカードのデータが残っているので後から追加決済ができ、料金が未回収になるリスクを回避することができます。また、貸出車両にはドライブレコーダーを搭載しているため、事故の有無の確認もできるようになっています。

――一番の差別化ポイントである24時間稼働のメリットを教えてください。

 通常のレンタカーショップは8時〜20時で営業をしているところが多く、レンタカーを12時間以上利用したいと思ったら24時間分の料金を払わなければいけません。しかしレンタCARは24時間稼働でいつでも出発と返却の手続きができるため、18時間という他社にはない時間設定での利用が可能です。当社で利用時間の分析をした結果、出発は早朝5時から9時までにする方が多く、返却は20時から23時にする方が多いことが分かりました。通常のレンタカーショップでは対応していない時間帯に、出発、返却をする方が多く、18時間利用の需要を開拓することができています。


――ARMを導入したことで時間制限が無くなり、無人のため人件費も抑えられる。

 実はレンタカーを利用する方の中には、予約した時間に来ない、返却時間に返さないという方が相当数いらっしゃいます。そのため通常のレンタカーショップでは、お客さまが来るまで待っていないといけないので、かなり多くの残業時間が発生しています。これでは人件費もかさみ、スタッフも疲弊してしまいますよね。そのため無人で出発、返却ができることでかなりのコストを削減できるのです。通常営業の人件費%ほどを削減できる計算です。台数別に3パターンの開業プラン土地活用・無人事業のニーズも囲う


――初期費用は。

 今年の5月から、開業費用は車両台数によって3つのタイプに分けています。「1stステージ」は、整備管理者が不要な9台までで70万円。「2ndステージ」は10〜18台までで90万円。「3rdステージ」は19台以上で120万円。そこにそれぞれARM164万円、研修費、システム設定費などの費用が加わります。車両台数9台の1stステージでは月商100万円で、車両経費、人件費、家賃などの経費が65万円で、営業利益率は35%というシミュレーションです。既存事業に併設させて副収入を得られるようなイメージですね。2ndステージ、3rdステージでは月商200万円、300万円を想定しています。レンタCARなら既存事業に併設する形や専業店舗など、さまざまなスタイルに合わせた開業方法を提供することができます。もしまとまった用地を確保することが難しいのなら、ARMを設置したキーステーションを作り、そこを中心に少し離れたところにサテライトステーションを用意するカーステーション型での開業も可能です。


――加盟する方の属性はどのような方が多いのでしょうか。

 個人、法人それぞれいますし、業種もバラバラです。ビジネスホテルと併設する形で、開業された方もいますし、異業種から参入される方が多くいますね。車以外には大きな投資が必要ないため参入障壁も低く、さまざまな業種の方から問い合わせをいただいています。土地活用をしたい、無人ビジネスを始めたいと考えている方に興味を持ってもらえているようです。

――現在の出店数は。

 2018年からFC展開を始め、現在は全国に17店舗(直営1店舗、FC加盟16店舗)を出店しています。コロナの間はどうしても出店が停滞してしまいましたが、制限が解除されたこともあり、最近ではかなり問い合わせが増えてきています。今後5店舗の出店もすでに決まっていますし、今年中に30店舗はいきそうな勢いです。また現在本部が承認している空白エリアへの初出店店舗には20万円の開業支援金、他レンタカーFCから乗り換えする方には20万〜40万円の開業支援金をお支払いしています。開業時のサポート体制を強化した今、多くの方にこのビジネスの良さを知っていただきたいですね。


狭小スペースで全手続きが完了する

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