人口11万のエリアで月商120万円を叩き出す無人業態/24h無人ホルモン直売所

スーパーで販売されない牛ホルモンなどを販売


印刷や建築など、幅広い事業を手掛ける藤ホールディングス(岩手県一関市)の飲食事業を請け負うイートラインは昨年4月、岩手県一関市に「24h無人ホルモン直売所」をオープンした。同店ではスーパーには並ばない、牛ホルモンなどの珍しい商材を取り扱うのが特徴。現在東北で直営2店を展開する同社は、今年5月から全国でFC募集を開始した。


イートライン

岩手県一関市

伊藤一樹社長(42)



伊藤一樹社長(42)


過疎地でも安定した

売上本部による広報戦略


イートラインは、岩手食材を使った焼肉店「いわて焼肉会館」を運営する。コロナで売上が減少する中、客の要望を受けてテイクアウト用ホルモンを開発し、店内販売を行ったところ、テイクアウトのみで月商120万円を叩き出した。会館からテイクアウト業態を独立。「24h無人ホルモン直売所」を昨年4月にオープンした。


外出自粛によって宅飲みする人が急増する中、「焼くだけで美味しいおつまみになる」と評判になり、人口11万人の一関市で月商120万円をコンスタントに売り上げている。同店は、焼肉屋でしか食べられないような牛ホルモンや牛ハツモト、センマイ刺しやハチノス刺しなどを販売。商品は1000円均一で、支払いには賽銭箱を使用している。


物件取得費を除く初期投資は、トータル約113万円だ。加盟金は198万円だが、100店舗目までは免除する。また、グループ会社で建築・工事を手掛けていることから、内外装工事費は約80万円に抑えられる。必要となる設備は、冷蔵ショーケースや冷凍庫、テレビやラベラー、防犯カメラ4台などで合計30万円だ。同店は最小2坪で開業できる。その場合でも冷蔵ショーケース1台を設置し、4〜8種類の商品が展開できる。


入りやすさを考慮して、直営店は全面ガラス張りの1階に出店した。加盟希望者には固定費を抑えるため、賃料の安い物件を推奨。空中階への出店でない限り、多少の立地の悪さは売上に影響しないと見込んでいる。希望者はオプションで、同社に商圏調査を依頼することも可能だ。


客単価2500円で月間240名が来店した場合の収益モデルでは、月商66万円に対して利益が20万円。自社で商品加工していることから、卸値のほとんどは500円/個を下回るように設定されており、オーナーは全15種類から販売商品をカスタマイズできる。ロイヤリティは3万円/月だ。オーナーの主な仕事は、売上回収や商品補充、清掃で2〜3日に1回、30分ほどで完了する。


オープン時は新聞折込やポスティングに加え、ホルモンだれの配布などによって集客を図る。リピーター獲得のため、本部は各SNSを用いてホルモンを使った簡単レシピを公開。加盟店の収益が下がった場合は、ホルモンに留まらず、盛岡冷麺やクジラ肉など、それぞれの地域にあった商品を提案していくという。珍しい部位を取り扱う同店は、BBQ施設との相性がよい。来年度までに全国100店舗を展開することが同社の目標だ。



販売する商品はオーナーがカスタマイズできる

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