eスポーツの障害者福祉サービスの新モデル ゲームで自信を持たせる事業所がFCを募集/ONEGAME 市村 均弥社長

ワンライフ

群馬県前橋市

市村 均弥社長


障害者を対象とした就労継続支援B型事業所「ONEGAME」が昨年8月、群馬県太田市にオープンした。これは障害者福祉とeスポーツとをかけ合わせた、非常に珍しい事業所だ。(※2021年4月号「注目のNEW FCビジネス」より)

市村 均弥 社長

「ONEGAME」は実際にプレーヤーとしてゲームを行う「選手コース」、各種の機材を使いこなして大会の運営技術を身につける「イベントコース」、ゲームの様子を言葉で演出する「実況解説MCコース」から成り立っている。


就労継続支援B型事業所(以下B型)とは、雇用されて働くのは難しい人が就労や生産活動の訓練のために通うものである。18歳以上の障害を持った人が通う。他の事業所では、検査や梱包などの軽作業や内職、農業などに携わるものがほとんどだ。雇用契約を結んで働きながら知識や能力を向上させる就労継続支援A型事業所(以下A型)や、一般の事業所に雇用されるよう訓練を重ねる就労移行支援事業とは異なる。


A型の事業所では工賃がB型より高い。「工賃が高い事業所はより価値があると思われている風潮には違和感があった」とワンライフ(群馬県前橋市)の市村均弥社長。B型の事業所で用者が得る工賃は全国平均で月額1万円超。ONEGAMEでの工賃は法定最低額の3000円だが、利用者は集まっている。単純作業の事業所とは異なり、「ゲームが好きだから」「話すのが苦手なので実況解説で上手になりたい」などの理由が多く、男性が7、8割ほどだ。


各コースとも動画を中心としたカリキュラムを中心に展開し、月に1回デモ大会を行う。ゲーム会社大手のセガと共同で開催した会では、バトルするプレイヤー、カメラなどの機材の扱い、実況もすべて利用者が行った。

カリキュラムは2年ほどで終了する。「e スポーツを学んだからといって、プロのゲーマーや関係する仕事につくのが目的ではありません」


同社では他のA型・B型事業所も展開するが、いずれも「楽しいことを通じて成功体験を重ねれば、自信がつきます。その自信は就職にも活かされるはず」(市村社長)という。ずっと同じ作業を繰り返し、何十年でも居続けられる他の事業所との違いは明確だ。


▲施設内でのデモイベントの様子

今回、ワンライフでは一社限定でONEGAMEのFC募集している。

初期投資には、加盟金500万円、開業サポート費50万円、PC等の機材設備費470万円などで約1億4700万円が必要(事業所取得費・改装費除く)。

事業所は20人が定員で125%まで受け入れ可能なので、最大25人まで受け入れ可能。100%埋まった状態では、売上となる毎月B型報酬が約330万円だ。売上の10%のロイヤリティ、人件費等を差し引いて営業利益は約113万円。定員の50%を超えれば利益が出るモデルだ。利用者は相談員・自治体窓口・クリニックからの紹介で来る他、ONEGAMEではインターネットからの流入もある。


駐車場スペースをとりやすいため駅近を避け、利用者のためにバスなどの公共交通機関の便がよいところであれば、立地は特に問わない。開業前の求人は、ワンライフが面接を代行。経験者を採用し、動画を中心とした研修でサポートする。

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