新FC「VARY’ S」開始 テーマは「大人のアウトドア」

クレバリーホーム 新昭和FCパートナーズ(千葉県君津市)


井家上進 社長(67)

1951年岡山県生まれ。千葉工業大学機械工学部卒。㈱住建産業(現㈱ウッドワン)千葉営業所長、㈱ミスタービルド千葉取締役をへて㈱新昭和に入社。㈱新昭和の営業や経営のノウハウを活かした住宅FCブランド「クレバリーホーム」を平成9年よりスタート。住宅FC業界初の47都道府県出店を平成28年3月に成し遂げる。


 外壁タイルが特徴の新築住宅、「クレバリーホーム」をフランチャイズ展開しているのが新昭和FCパートナーズ(千葉県君津市)だ。現在、90社が加盟し、160店舗が各地域で営業を行っている。同社はこのたび新たなFC「VARY’ S(バリーズ)」を開始した。ミレニアル世代をターゲットにした、これまでのクレバリーホームとはまた別の新たな住まいの提案となる。井家上進社長に新FCについて聞いた。


狙いはミレニアル世代


 新たに始めたFC「VARY’ S(バリーズ)」はミレニアル世代(1982年から1996年生まれの世代)がターゲット。この世代に対して提案するのが「大人のアウトドア」というテーマ。井家上進社長は「今、そのような世代には都会を離れて少し豪華なキャンプを楽しむグランピングが流行っていたりしますよね。そんなトレンドを反映させた家になっています」と語る。


 デザインの特徴はすべての住宅にウッドデッキのテラスが付いていること。「イメージとしては、都心からちょっと離れたところにある程度広い土地を買って、建ててもらう。そして、そのテラスで友人や家族でバーベキューしたり、朝食をとったりできます」。実際に体験してもらう為に、リゾート地の長野県の蓼科にモデルハウスも作った。


若者に平屋を提案


 バリーズにはいくつかのラインナップがあるが、ENGAGEシリーズの1つ「CABINBACK+(キャビンバックプラス)」は「平屋」だ、基本プランは25坪でややコンパクト。これもミレニアル世代を意識してのことだという。


 「例えば夫婦2人で住むような家族からすれば、30坪くらいの家は、「そこまで広くなくても」、ということもあります。それと、平屋は住み心地がいい。南北に掃き出し窓があるのですが、非常に通風が良い設計で気に入られると思います」 


 内装のカラーコーディネートは選べるようにしている。3種あり、英国風のイングランドスタイル、北欧テイストのフィンランドスタイル、和モダンのジャパニーズスタイルとなる。


 もう一つのラインナップ「INDOORS(インドアーズ)」は2階建てで、やや建坪を小さくして、ウッドデッキテラスを広くとった住宅となる。


外壁はタイルと杉の調和


 今回のラインナップでは、外壁をタイルと杉のコンビネーションにしている。同社が推進している「クレバリーホーム」といえば、外壁の高耐久タイルが特徴で、メンテナンスフリーを売りにしている。しかし、今回の新しいシリーズはメンテナンスが必要にはなるが、従来にはないアウトドア感のある新しい外観デザインを取り入れた。


 価格は30坪前後のサイズで建物本体価格は1500~1600万円となっている。


売りやすい家


 井家上社長はFCに入るメリットについてこう語る。


 「1番大きいのは、完全規格住宅ということですね。部材も決まっていますので、住宅の知識が無くても売れます。こういう暮らしがしたくないですか? というコト売りができますから。もちろん、注文住宅が欲しいという人も多いのですが、家は欲しいがそこまでこだわらない、打ち合わせが多いのは大変だな、と思っている人はいるんです。そういう方には最適ですね」


多様なニーズに応える


 新しいFCを始めた理由は何か。


 「クレバリーではこだわる人をターゲットにしてきましたし、私どもとしても規格住宅や分譲住宅等は特に力を入れていませんでした。ですが、家を建てるのにあまり時間をかけたくない。わずらわしいことが嫌、という層もいます。でも建て売り分譲とは違って、自分では選べる。そういう需要が増えてきたことも新しいFCを始めた理由です」


 注文のクレバリーホームとバリーズの両方を商品として持てば多様なニーズに応えることにつながりそうだ。


 「どちらもできれば2種類の顧客層を開拓できます。実際にまず半年間はクレバリーホームの方に提案してきて、今26社に加盟していただいています。この4月から一般の募集を開始しています」


接客はスーツ禁止


 ミレニアル世代に対して営業を行っていく上で「売り方」にもこだわる。例えば、スーツは着ない。白のチノパンに、ポロシャツで接客する。

 

 「ターゲットの世代と同じような感覚で売るのが大事。それと、住宅を売るのではなく、こんな生活ができますよという売り方をしていきます」


 バリーズの加盟店は増やしていくがクレバリーホームの店舗も増やし、サポートも手厚くしていく方針だ。


 「クレバリーは注文住宅ですが、よりパッケージにしていって、打ち合わせに時間をとられすぎないようにサポートしていきたい。特に図面や積算など。人を増やさなくても大丈夫だと思ってもらえるように手厚くサポートしていきたいです」

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