任意売却ビジネスのフランチャイズを発足 将来に向けた顧客データの蓄積が可能/任意売却ドクター クラフトレジデンス/山口 剛平 社長

更新日:2020年12月22日


クラフトレジデンス(東京都千代田区)

山口 剛平 社長


コロナ禍で住宅ローンの返済に関する悩みを抱える人が増える中で、注目を浴びている任意売却。しかし、需要が増えているにもかかわらず、受け皿となるべき専門的な知識やノウハウをもった不動産会社は不足しているのが現状だ。こうした状況を改善するべく、クラフトレジデンス(東京都千代田区)は「任意売却ドクター」を発足させた。山口剛平社長に話を聞いた。(※2020年12月号「注目のNEW FCビジネス」より)

山口 剛平 社長

住宅ローンの返済・滞納に関するコンサルティングなどを手掛けるクラフトレジデンス(東京都千代田区)。率いるのは任売専門業者や債権回収などで実績を積んだ山口剛平社長だ。今年8月、不動産会社を対象に、「任意売却ドクター」のフランチャイズ加盟募集をスタートさせた。

任意売却(以下、任売)とは、売却後も住宅ローンの返済が残ってしまう不動産を、金融機関の同意を得て処分する方法。市場価格の7割程度で売却される競売と異なり、物件自体には特に問題がないため、相場価格で売ることができるのが特徴だ。

「月の返済が1万円の場合、売却価格を100万円下げると、残債の返済は10年延びると言われています。物件自体に問題がなければ、相場で売るのが理想です」


債権回収会社出身の山口社長によると、住宅金融支援機構のフラット35が利用されたケーでは、平成30年までの3年間で、推定2万5500件の物件が任売にかけられたという。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気の後退もあり、今後、任売件数はさらに増える見通しだ。


フランチャイズに加盟する主なメリットは、①「金融知識が求められる任売のノウハウを、短期間で身に付けることができること」、②「ブランドや任売客専用の顧客管理システム、各種ツール類を低価格で利用できること」、③「任売を通じて、顧客データを蓄積できること」の3つ。


▲任意売却を利用する人は意外と多い

「任売は相場価格で家を売却できることが多いため、顧客の満足度が総じて高く、リピーターにつながりやすい。任売は手数料で稼ぐことよりも、いずれ顧客になるかもしれない方のデータを蓄積できるところに、一番の面白みがあります」

初期費用は、加盟金5万円と初期研修2万5000円(2名まで、交通費等別途)。また、これとは別に月会費9000円(webサイト利用料含む)とシステム利用料3500円(初回契約期間の2年間は無料)がかかる。なお、店舗があることと、地元で5年以上の営業実績があることが加盟条件となっている。


「月額費用は契約1件でペイできる範囲に設定しました。10万世帯以上ある市町村で、多いときで年間5件前後の任売案件を受注できると想定しているので、利益は十分出るはずです」


加盟店に対しては、地域優良協力店の認定証が発行される。また、某有名デザイナーがデザインしたフラッグやのぼり、パンフレットなどの各種営業ツール、加盟店専用の任意売却Dr・サイトやCRMシステムなどを利用することもできる。

「ノウハウを提供する立場で、地域に根差した不動産会社の営業活動をサポートできればと考えています」

114回の閲覧0件のコメント