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【アンド・ステディ】足の悩みを緩和するオーダーメイドシューズを提供

公開日:2023.07.14

最終更新日:2023.07.14

※以下はビジネスチャンス2023年6月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

他にはないサービスで顧客の約8割がリピーターに

くつ・あし・あるく研究所 アンド・ステディ アクスト:東京都台東区 小野崎 記子社長

 女性専用のシューズサロン「アンド・ステディ」は、フットカウンセリングや靴のオーダーメイド、ウォーキングレッスンなど、靴や足に関するトータルサービスを提供している。同店を手掛けるアクストは、1951年創業の老舗の靴メーカーから派生しており、靴のプロデュースに加え、自分に合った正しい靴を使った脚のトレーニング「くつトレ」を提供している。

 

 

 

 

 

正しい歩き方まで指導

 

 近年、自分に合う靴が見つからない女性が急増中だ。交通手段の発達により歩行距離が減り、華奢で細足の女性が増えている。しかしながら、市販の靴はサイズ(縦幅)展開のみでワイズ(横幅)には対応していない。靴のトータルサロン「アンド・ステディ」には、市販の靴が合わない人をはじめ、外反母趾や扁平足、O脚など足に悩みを持つ女性が訪れている。
 小野崎記子社長は「足の悩みを緩和するには、サイズとワイズの両方を合わせ、足の骨格に合った靴を使用し、足の筋肉を鍛える必要がある」と話す。同店では20.0〜32.0センチのサイズ、AAAAA〜2Eのワイズを展開する。初回の来店時、足の計測や歩行確認などを含めたフットカウンセリングを行い、足のカルテを作成。カルテをもとに、サイズと骨格に合ったオーダーメイドシューズを作る。さらに、店舗ではウォーキングレッスンやテーピングの指導も行う。こうしたサービスとオーダーメイドの靴をセットにした初回プランを6万6000円で提供している。同社は靴材料等の製造を手掛ける別メーカーも運営する。そのためスニーカーは3万円台からと、オーダーメイドながら低価格で提供している。
 同店を利用して、はじめて自分に合った靴を手に入れたと実感する利用者が多く、約8割がリピーターになるという。事業開始から4年で4600人以上が利用し、約1万4800足のオーダーメイドシューズを提供してきた。これは、1人あたり平均3足購入している計算だ。

サイズは25段階、ワイズは10段階まで対応している

単価が高く収益化も早い

 これまで東京と大阪で直営2店舗を運営してきた。その中で、加盟店のフォローアップ体制を整備。フットカウンセリングやSEO・SNSを軸とした集客、サロン経営のノウハウをマニュアル化し、昨年8月に全国でFC募集を開始するに至った。
 初期投資は加盟金100万円、研修費30万円、保証金20万円、開業支援費50万円。このほか、什器備品や広告費、サンプル品などを合計すると、物件取得費を除いて約480万円となる。収益モデルは月に新規20人、リピーター20人の来店で月商が200万円。原価率は35%で、家賃や広告費、ロイヤリティ(5万円)、広告分担金、システム利用料の経費がかかる。オーナーが店に立つ場合、営業利益率は35%になる見込みだ。
 研修は直営店で、くつトレや運営のノウハウ、店舗経営などを学ぶ。開業後、接客に迷った場合は、足のカルテを本部に送ることでZoomによるレビューが受けられる。
 同社は今後、靴職人の獲得や育成を進めつつ、店舗の拡大を図る。政令指定都市を中心に出店し、80店舗を展開するのが目標だ。

 

 

 

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