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【Wonder Code】英語でプログラミングを学ぶ次世代教育を提供

公開日:2023.10.29

最終更新日:2023.10.29

※以下はビジネスチャンス2023年10月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

自宅や貸会議室でも開業可能

Wonder Code FCEエデュケーション:東京都新宿区 尾上 幸裕社長(43)

 FCEエデュケーションは、アクティブラーナーの素養を育む「7つの習慣J®」をはじめとする教育プログラムやサービスを、学校・学習塾に提供している。同社は、韓国でプログラミングスクールを運営するWonder Code Limitedと提携し、 2021年5月よりアジア太平洋地域の子ども向けに開発された「英語×プログラミング」カリキュラム「Wonder Code」のFC展開を開始した。

 

 

 

教育需要が高まる科目

 幼稚園年長から小学校4年生を対象とする「Wonder Code」は、英語でプログラミングを学ぶカリキュラムだ。英語とプログラミングは、20年の教育改革より公立小学校で必修化されたため、今後も教育需要は高まると予想される。
 英語レベルは、初心者からバイリンガル、帰国子女向けまで4段階が用意されており、個人の能力に合わせたカリキュラムを提供する。プログラミング教材は、世界2万5000以上の学校で使用されているロボット「Dash」を使用。ロボットのオン・オフ、前・後ろへ進む、音声再生などの基本動作から、繰り返しや条件分岐、変数・関数、その応用まで学ぶ。カリキュラムは約2年で修了し、週1回の授業はストーリーベースで子どもが夢中になる仕掛けを施している。
 同プログラムは、アメリカのシリコンバレーに本社を置くWonder Workshop、香港の大手教育プラットフォームThe Education Group、韓国でプログラミングスクールを運営するWonder Code Limitedと、IT先進国のパートナーシップによって開発された。Wonder Code Limitedと提携した同社は、21年より日本で同プログラムの展開を開始。現在はFCを中心に教室に拡大している。

プログラミング教材の「Dash」

貸会議室開業で移転可能

 開業に必要なスペースは5坪以上で、貸会議室や自宅での開業も可能だ。初期投資は加盟金が22万円、ロボットなどの教材費が約20万円、研修費が11万円、月額基本料金やシステム利用料を含めた合計は約55万円。別途、タブレット費用や販促費(30万円を推奨)が必要となる。
 講師を雇って貸会議室で開講し、生徒数が16人の場合の収益モデルは、授業料やテキスト代など月の売上が約19万円。一方、支出は賃料2.4万円や講師給与2.4万円のほか、本部に計上する費用として月額基本料金2.2万円、ロイヤリティ約2.6万、システム利用料5280円の合計約10万円。月間利益は約9万円だ。なお、この場合の損益分岐となる生徒数は5人を見込んでいる。
 同社はプログラミング初心者でも開講できるよう、英語または日本語での講師研修を実施する。受講者は研修動画の視聴や理解度確認テストを実施した上で、トレーナーとオンラインでディスカッションやカリキュラムの確認を行う。しかし、開業前に全カリキュラムを学ぶわけではなく、授業の進捗に合わせて開業後も研修を実施していく。
 集客はポスティングやSNS、紹介が基本となる。貸会議室で開業した場合、集客が芳しくなければ移転も可能だ。なお、体験教室に来た生徒の約6割が入塾を決めている。
 同社は既存の英語教室などへの導入を推進し、Wonder Codeの拡大を図る。今後5年で1000校を開講するのが目標だ。

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