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【スタディコーチ】受験生の学習管理コーチングを行う個別指導塾

公開日:2025.06.03

最終更新日:2025.06.03

※以下はビジネスチャンス2025年6月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

東大生・早慶生の講師が計400人以上所属

 東大式個別指導塾「スタディコーチ」は、現役の東大生・早慶生による専属コーチングが受けられる個別指導塾だ。同校では本部に所属する400人を超えるコーチが、オンライン指導を通じて全国の生徒の学習指導管理を行う。昨年11月よりFC募集を本格スタートし、今年2月時点で直営4校、FC21校の計25校の実校舎を全国で展開中だ。

講師は東大生・早慶生のみを採用

 Buildsが展開する東大式個別指導塾「スタディコーチ」は、難関大学や難関高校を目指す受験生の学習管理コーチングを行う。2020年にオンラインのみの学習コーチング塾としてスタートし、2023年に本厚木で実校舎をオープンした。昨年11月にFC募集を本格化し、今年2月時点で準備中を含め約40校舎を展開している。
 同校の強みは、現役の東大生と早慶生のみを講師として採用していることだ。これにより、全国どこに住んでいても、東大生と早慶生からのコーチングをオンラインで受けられるため、差別化に繋がっている。橋本竜一社長は、自身の経験から同サービスを開始したという。
「自分は1日15時間の勉強量で東大に合格したが、入学後に同級生の勉強内容を聞いて、都内の進学校出身の学生は早期からハイレベルな受験勉強に取り組んでいたと知り、情報量の格差に愕然とした。公立や地方の学校になれば、この格差はより大きくなるはずだと思った」(橋本社長)
 同校ではコーチが学習方法や参考書の選び方など、受験に必要なアドバイスを行い生徒の学習をサポートするほか、相談可能なチャットを利用して精神的なサポートも行う。また、東大生が常駐するオンライン自習室を用意しており、疑問点や質問が生まれてもすぐに解消できる体制を整えている。
 指導はコーチだけではなく、担任と呼ばれる社員スタッフとの2人体制で実施。担任は年間計画作成や受験指導などを行う。

本部によるコーチ採用で負担削減

 開校する際の初期投資は総額約600万円だ。内訳は加盟金300万円、物件取得費150~200万円、備品・内装費100万円前後を想定している。物件の推奨サイズは約20坪で、自習室スペースは約15坪、受付・面談スペースは約5坪が必要になる。
 顧客単価6.5万円の生徒を40人集める想定で、月商は260万円。そのうち利益は70万円だ。
 同校には400人以上の東大生・早慶生がコーチとして所属しているが、コーチの採用は本部が一括して行っているため、加盟店が採用を行う必要はない。競合他社と比較して採用コストが大きく削減できることに加え、指導の質を高く保てるメリットがある。
 本部はメタ広告やリスティング広告、SNSや高校へのビラ配布などで集客を行っている。加盟店は一定金額を支払うことで本部に集客を委託することが可能だ。
 同社は、今年7月までに契約ベースで100校達成を目標に掲げる。東大生と早慶生のみが指導を行うことを強みに、全国展開を進める。

自習室の各ブースは広々と利用できる

スタディコーチ
Builds
(東京都新宿区)
橋本 竜一社長(29)

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