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【整足院】外反母趾・足の痛みに特化した専門施術所

公開日:2024.02.24

最終更新日:2024.02.24

※以下はビジネスチャンス2024年4月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

狭小スペースでワンオペ開業が可能

整足院 (東京都大田区) 柏倉清孝 社長(40)

 外反母趾や足の痛みに特化したサービス提供を行う「整足院」。同店は2020年にFCを開始し、現在は全国46店舗を展開している(2024年1月時点)。特許取得の「整足テーピング」施術でサポートするなど、足専門のサービス提供で他の整体事業との差別化を図っている。

 

 

 

 

足の機能改善で健康維持

「整足院」は、一般的な整体事業とは異なり、外反母趾や浮き指など足に特化したサービスを提供するサロンだ。「整足院」というわかりやすいブランド名により、足の悩みを抱える人の来店のしやすさに繋がっている。
 同店では、顧客に対し、足に関するヒヤリングから始める。次いで、足から体の各部位にかかる負担をイラストで解説。その後、下腿の空気圧マッサージ、「整足操(足の体操)」を行い、最後に顧客の足の状態に合わせてテーピングをして施術は終了となる。
 特に、同社開発の「整足テーピング」は足本来の機能を取り戻すことを目的とした保存療法で、歩行、運動、靴などの負担要因にアプローチする管理施術として特許権・商標権を取得している。テーピングで足指を理想的な形に補正することで、効率よく足を使えるようになるという。
 同店の平均単価は1回1万円前後。回数券購入によるコース施術が中心だ。10〜20回に及ぶ施術で、足にまつわる悩みの解消を目指す。なお、同店の主要顧客層は40〜60代の女性だ。

ブランディング強化が課題

 同社は誰でも習得が可能な特許のテーピング技術とシンプルなオペレーションをパッケージ化し、加盟店にノウハウを提供している。
 初期投資は加盟金300万円をはじめ、開業前研修費60万円、内外装工事費約80万円、備品・材料・商品約120万円、集客サイト作成費約85万円で約700万円。これに物件取得費や、初期の広告費、数か月分の運転資金を合わせると合計900万円が目安となる。店舗増店の際の加盟金は割引される。
 直営実績に基づいた収益モデル(12か月目)は、施術売上160万円と物販9万円の合計で月商169万円。必要なものはリクライニングチェアと小さな機材程度なので、最小5坪から開業できる。スタッフは1人いれば営業が可能だ。これに対し、月々の人件費が約30万円、家賃は15万円と低コストで運営できる。その他に月々かかる費用は、物販の仕入れ費5万円、ロイヤリティ7万円、広告宣伝費10万円、テーピング材料費約3〜12万円(回数分による)、その他雑費8万円だ。
 研修は3日間かけてテーピングの巻き方や施術理論の講義を行う。開業前に多くの知識や理論を詰め込むことよりも、実際の施術の現場で課題を一つずつ解決していくことが重要との考えから、研修期間は短くしている。開業後のサポートは施術マニュアルの完備に加えて、直接、本部に相談できる体制を整えている。ZoomやChatworkを活用したサポートを行っており、顧客の症状に関して、何かあったらすぐに本部に相談することが出来る。
 同社は足の問題解決の第1手段になるべく、市場でのシェア確立を当面の目標に据える。広告に力を入れ、販促や認知度の拡大を図る。今後は、国内出店だけでなく、日本人と体格の近いアジア圏の国にも焦点を当て、海外進出を視野に入れる。

必要な設備は少なく5坪から開業が可能

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