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【リディアダンスアカデミー】子どもの教育にフォーカスしたダンススクール

公開日:2024.03.24

最終更新日:2024.03.24

※以下はビジネスチャンス2024年4月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

WEB集客に注力しチェーン店は常に検索上位に

リディアダンスアカデミー スポーツ&ライフ・イノベーション(大阪府箕面市) 三木 侑平社長(42)

 スポーツ&ライフ・イノベーションは、「リディアダンスアカデミー」というキッズダンススクールを運営している。2022年からFC加盟募集を本格化し、開校から10年ほどで、サテライト校を含め直営15校、 FC 21校を展開。子どもの習い事でダンスの人気は年々高まっており、2024年の春にはさらに4校舎の増加を予定しているという。

 

 

 

 

「ダンス×教育」がテーマ

 同社の三木侑平社長は、創業前にエアロビクスのインストラクターとして活躍していた経験を持つ。その後スポーツクラブのコンサルティング業務に取り組む中で、同社を創業。現在はダンススクール事業やスポーツ教室事業、舞台事業や教育事業、新規事業創出事業など幅広い事業を展開している。
 ダンススクールの運営を始めたのは、三木社長が自身の息子を通わせたいと思うダンススクールが地域になく、自身でつくろうと思ったことがきっかけだ。そのため、従来のダンススクールのように単純にダンスを上達させるのではなく、ダンスを通して子どもを育てることをミッションに掲げている。
 現在のダンススクール市場は、プロのダンサーを目指す大手プロダクもしくは地域の格安ダンススクールという二極化が進んでいるという。その中で同社は、プロを目指すわけではないが、ある程度クオリティの高いレッスンを受けたいという大多数の層をターゲットにしている。また特徴としてWEB集客やSNS集客に力を入れており、強い集客力で多くの会員を獲得し続けている。検索エンジンで検索が上位になることにこだわっており、開業から6カ月が経つ頃には、おおよそのスクールで検索順位が1位になっているという。
 ほかにも、同社では舞台事業を手掛けていることから、イベント運営のノウハウも充実している。生徒のダンス発表会に関しても、他社がなかなか押さえられないイベントホールで実施することができ、親御からの評価も高い。

運営は全て本部が代行

 同社のフランチャイズ開業費用は、 加盟金200万円、保証金50万円、開業サポート費150万円、内外装費400万円、備品20万円、開業宣伝広告費150万円の計970万円を想定。対して収益モデルは、30坪規模のスケルトン物件の本校とサテライト校(時間貸しでレッスンだけ行う)を4校運営した場合で、年間売上が2655万円。経費は本校家賃360万円、サテライト利用料96万円、水道光熱費24万円、人件費60万円、インストラクター420万円、宣伝広告費360万円、その他経費24万円、ロイヤリティ186万円、運営委託費240万円、システム利用料万円で合計2044万円。償却前利益が611万円になる計算だ。
 スクールの運営はすべて本部が行うことになっており、FCオーナーは初期費用や毎月の広告料を捻出することが役割となる。加盟オーナーは法人がメインで、自社の事業とシナジーを求めること、また地域を活性化させたいという動機で始める人が多いという。

チェーン展開が難しい業態の中、同社は着実に出店を重ねる

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