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【PERFECT BEER KITCHEN】最大50%OFFになるサブスク制度導入

公開日:2023.10.29

最終更新日:2023.10.29

※以下はビジネスチャンス2023年10月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

リピート率8割のビール専門店がFC展開

PERFECT BEER KITCHEN PERFECT BEER:東京都江東区 藤沼 正俊社長(31)

 PERFECT BEER KITCHENは2021年6月に1号店を門前仲町にオープンした。オリジナルメニューを含めた17種類のビールが楽しめ、ビールを使ったフードメニューも充実している。

 

 

 

 

 

メンテナンスの4つの定義

 PERFECT BEERは2019年に設立。現在、直営3店、FC2店を展開している。
 利用者の男女比率は50%ずつで主に30代が多い。月額2580円でビール50%オフになるサブスク制度を導入しており、全体の8割がリピーターだ。
 取り扱うビールは大手4ブランドのほか、キリンビールのハートランド、黒生を常時提供する。それ以外にゆずのリキュール割りや泡だけのビールなどオリジナルのメニューを含めて17種類を揃える。
 また、フードメニューには、ビールに付け込んだ鶏の唐揚げやビールで茹でた枝豆などを提供。ビールを使うことで甘味とコクが出て美味しくなるという。
 大学時代、ビールの香りを研究していた藤沼正俊社長は、新卒でベンチャー企業に就職。その後、転職先のキリンビール(東京都中野区)で、サーバーのメンテナンス次第でビールの味が変わることを知った。もともとビールに携わる仕事を考えていたことから、ここでのノウハウを生かして、独立した。
 同社が大事にしているのはメンテナンスの定義だ。それには樽の鮮度管理、サーバーの徹底したメンテナンス、グラスの徹底した洗浄、ガス圧の管理の4つがある。ビールは生ものであるため、この4つのメンテナンスを毎日5〜10分行うことで、舌ざわりがなめらかで美味しいビールを提供できる。

毎日のメンテナンスで舌ざわりなめらかなビールになる

25万円以下の1階路面店を推奨

 初期費用は加盟金200万円、保証金50万円、研修費50万円、物件取得費100万円など合わせて800〜900万円。収益モデルは月商250万に対し、営業利益は46万円となっている。原価率は27.5%で、人件費は30.8%、そのほかに家賃、光熱費が経費としてかかる。なお、ロイヤリティは月商の5%だ。
 フードメニューは、工場に委託し仕込みが終わった状態で配送される。店舗での調理は切る・焼く・茹でる・揚げるだけの簡単なものにしている。ビールサーバーのメンテナンスも含めて、アルバイトだけでの運営も可能だ。
 立地は最寄り駅から徒歩5分以内で、家賃は25万円以下の1階路面店を推奨。必要坪数は5〜8坪だ。
 研修内容は、直営店で7日間かけてオペレーションを学び、オープン前後は、直営店スタッフが店舗に入り立ち上げをサポートする。集客方法はYouTube活動以外に、SNS・グーグルマップ・リスティング広告・ポスティングを利用する。
 今後は、3年後に100店舗展開し、ビール専門店として日本一を目指す。8年後には300店舗を展開し、同社でビールメーカーを作って上場することを目標にしている。

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