【軒先パーキング・軒先ビジネス・magari】スペースシェアのプラットフォームサービス
公開日:2024.09.27
最終更新日:2024.09.27
※以下はビジネスチャンス2024年10月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
手数料38.5%で本部がテナント審査を代行
2008年に創業した軒先は、利用目的に応じたプラットフォームを複数運営しており、未活用の遊休地を活用したいオーナーと、スペースの利用希望者をウェブ上でマッチングする。主に展開するサービスは、スペースシェアサービスの「軒先ビジネス」、パーキングシェアサービスの「軒先パーキング」、軒先シェアレストランの「magari」の3つだ。
短期場所貸しで遊休地活用
軒先は、所有地を有効活用したい不動産オーナーと、スペースを借りたいユーザーをウェブ上でマッチングするサービスを提供する。提供する主なサービスは「軒先ビジネス」「軒先パーキング」「magari」の3サイトで、それぞれ活用目的が異なる。
軒先ビジネスは、売場を設けて商売がしたい人向けの短期場所貸しサービスとして2008年に開始した。ロードサイド店の屋外スペースやオフィスビル前など、さまざまなスペースが貸し出されており、キッチンカーの出店や物販催事を中心に利用されている。
利用にあたって、本人確認書類や営業許可証などを提出。審査に通った事業者・法人のみがスペースを借りることができるため、貸主は安心してスペースを貸し出せる。現在、約1万7000の事業者や法人が利用しており、一都三県を中心に全国約3000カ所のスペースが登録されている。
スペースを貸したい不動産オーナーは、会員登録を行い、スペースの所在地や広さ、使用可能日時や利用料金を登録するだけで、簡単にスペースの貸出しが始められる。同社によると、意外なスペースに需要が生まれることもあるため、スペースの登録は原則全て承認しているという。貸主はスペース利用料の38.5%、借主はスペースの利用料に加えてサービス料10%をそれぞれ同社に支払う。
約68万人が利用する駐車場シェア
軒先パーキングは、2012年に開始した駐車場を貸したい人と予約したい人をマッチングするサービスだ。貸出しの際の審査は無いため、登録するだけで未活用のスペースを駐車場として貸し出すことができる。コインパーキングとは違い、システム上、基本的には1日単位の貸出しとなる。未契約の月極駐車場や空き地など、全国で約3万1000カ所が登録されており、約68万人の利用者がいる(2024年7月時点)。旅行やレジャーでの利用が多数だが、帰省や通勤通学などのニーズもあるという。
magariは、2019年から開始した飲食店を始めたい人向けの飲食店の間借りサービスだ。同サービスでは、不動産所有者の許可を取ったうえで、テナント入所者が貸主となる。貸主は店舗が営業していない時間を収益化でき、借主は既存の飲食店を利用することで固定費を抑えて開業できる。利用の際の手数料は%で、店舗スペースをどこまでシェアするかなどのルールを細かく取り決めた上で、最短30日から店舗のシェアができる。
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