
【MicoCloud】LINE公式アカウントの一元管理が可能に
公開日:2025.05.21
最終更新日:2025.05.21
※以下はビジネスチャンス2025年6月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
ユーザーに合わせた情報配信で集客力アップ
Micoworksが提供する「MicoCloud(ミコクラウド)」は、LINE公式アカウントを活用したマーケティングツールだ。同社では、FC業界向けにも同サービスを提供しており、従来はFC本部・加盟店で別々に管理していたLINE公式アカウントを一元管理し、より効率的な販促を実現させることに注力している。事実、導入企業からは集客やリピート率が上昇するなど、実績が上がったという多数の報告がされているという。
ブロック率を軽減
LINE公式アカウントとは、企業や店舗のビジネス用のLINEアカウントのことで、友だちになったユーザーに対して、メッセージを送ることができる。集客や売上促進のために導入されており、昨年末時点で有料プランのLINE公式アカウントは、国内で39.4万アカウントが発行されているという。
MicoCloudは、そのLINE公式アカウントをより効果的に活用するためのツールだ。同サービスを使えば、そのユーザーがどの配信情報をクリックしたのか、どのクーポンを利用したのかなどの動向をデータとして残すことができる。そして、その結果をもとに改善した情報を届けることで、来店意欲を高めることができる。
LINE公式アカウントのシステムは、ユーザー行動や興味関心に応じた配信が難しく、何度も送ることでブロックされるリスクが高かった。同サービスを利用することで、一人ひとりのユーザーに的を得た情報の提供ができるため、ブロック率の軽減にも繋がっているという。
各店舗のアカウントを連携
既存顧客のFC本部は、店舗ごとに LINE公式アカウントが存在し、運用しきれず集客効果を感じられないことに課題を感じていた。店舗数の多いFC本部ほど、各店舗がどのような運用をしているのか把握できず、店舗によって運用の注力具合が異なっていたという。
そこで同社は課題解決のため、これまで各店舗で運用していた LINE公式アカウントを連携させ、FC本部での一元管理を可能にした。その結果、各店舗で友だち登録したユーザーに対し、全店舗対象はFC本部、店舗別は加盟店、状況に応じてスタッフ個人からというように配信できるようにした。また、それぞれの管理権限の設定も可能となる。
FC本部はデータを集約できるようになったことで、キャンペーンなどの企画提案にもデータを活用しやすくなったという。
サービス導入の際は、既存のLINE公式アカウントをそのまま引き継ぐことが可能だ。もし引き継ぎができない場合も、新アカウントを作成し、そちらにユーザーデータを引き継ぐことができるため、既存データが失われることはない。
現在、同サービスは1100アカウント以上の導入実績がある。利用に際しては、システムのみの提供プランと運用支援のプランがあり、利用料はシステムのみの場合で最低月15万円~。運用支援は別途見積りとなる。

FCチェーン内で一貫した販促活動が可能に
MicoCloud
Micoworks
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田中 学氏(44)
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