【ロジカ式プログラミング教室】社会人教育×プログラミング教育で他社と差別化
公開日:2024.12.18
最終更新日:2024.12.20
※以下はビジネスチャンス2024年12月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
既存店併設や自宅開業可能な低投資型FC
「すべての子どもたちの輝ける未来を創造する」という理念のもと、教育教材の開発事業を手掛けるロジカ・エデュケーションは、「ロジカ式プログラミング教室」を運営している。2018年よりFC展開を開始し、現在、FC加盟40教室をはじめ、直営と提携教室を合わせると合計180教室を運営する。同教室はプログラミング教育に加え、コミュニケーション力も指導するため、子どもは幅広い能力を身に付けることができる。
小学校での採用実績
IPA(情報処理推進機構)から天才プログラマー/未踏スーパークリエイタの認定を受けた関愛代表は、大手企業での研修講師を務めた経験を生かし、「ロジカ式プログラミング教室」を開校した。
同校は一般的な子ども向けのプログラミング教室とは異なり、プログラミングスキルだけを学ぶのではない。子どもの論理的思考力や継続力を育てるため、夢や目標を考える授業や、コミュニケーション力とプレゼン力を鍛えるトレーニングも行う。
受講の際の初期費用は、入会費3000円と教材費3960円。授業料は各教室で異なるが、月4回で1万円(税別)が標準価格だ。同社の教育カリキュラムは、教育現場にも導入されている。全国の学校に教育教材を提供しているほか、 学校に講師を派遣して年間約1万人の児童に授業を行っている。
感情に寄り添う学習用AI開発
個人と法人のどちらでも加盟が可能で、法人の場合、自社運営する学習塾の空きスペースに開講するケースが多い。一方、個人の場合は自宅や公民館の部屋を借りて開講するオーナーが多いという。
物件取得費や内装費、設備費は不要だ。初期費用は加盟金5万円、授業開講パッケージ30万円、ブースターパッケージ5万円の総額40万円。授業開講パッケージは、開講したい授業のレベルに応じて選択できる。ビギナー向けの初級コースと、HTMLやCSSを扱う中級コースが各30万円。JavaやPythonなど本格的にプログラミング言語が学べる上級コースが40万円だ。講師のプログラミングスキルは不要で、最初は初級パッケージのみで開講し、教室運営に慣れた段階でコースの拡充を推奨している。
ブースターパッケージには、本部主導で行うセミナーや無料体験会の開催、地元小学校へのアプローチサポート、教育委員会の後援依頼などの集客サポートが含まれている。
運営の際の経費は人件費とロイヤリティのみで、ロイヤリティは月商の20%だ。収益は生徒の人数分の授業料の総額になるため、一般的な月4回コースの生徒を1日5人、週5回教えている教室の場合、月商25万円となる。
現在、同社は特許技術を使用したAIアシスタントシステムを開発中だ。同システムは、画面の前にいる人間の生体反応から感情分析を行い、学習のサポートを行う。生徒の感情に寄り添いながら、画面上で自動コーチングしてくれるため、人材不足解消にも繋がる。
今後は、ターゲットを子どもに限定せず、親子で学べる幼児向けパッケージの販売や、大学受験まで一貫したカリキュラム設計の周知に注力する。子供の能力をより伸ばせる事業展開を行っていく。
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