• HOME
  • 記事
  • 【カ・ラ・ダ ストレッチ】整体サロン360店舗以上の展開実績、新興姉妹ブランドでFCスタート

【カ・ラ・ダ ストレッチ】整体サロン360店舗以上の展開実績、新興姉妹ブランドでFCスタート

公開日:2023.09.27

最終更新日:2023.09.27

※以下はビジネスチャンス2023年8月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

整体×ストレッチの独自メニューが強み、契約金半額キャンペーン中

カ・ラ・ダ ストレッチ ファクトリージャパングループ:東京都千代田区 村田尋一会長兼社長(59)

 整体サロン「カ・ラ・ダ ファクトリー」を海外・国内に360店舗以上展開(今年2月末現在)するファクトリージャパングループが、今年3月から姉妹ブランド「カ・ラ・ダ ストレッチ」のFC募集を開始した。同社は「カ・ラ・ダ ファクトリー」を20年以上運営しており、その中で培われた整体ノウハウを駆使し、「整体×ストレッチ」の独自メニューを展開しているという。カ・ラ・ダ ストレッチは現在首都圏に直営店6店舗(今年5月末現在)しかなく、これから本格的に全国展開に乗り出す形だ。まだ実績が少ないことを考慮し、今年中は加盟契約金半額のキャンペーンを実施している。 

 

 

 

客の状態に合わせた施術 定着率の高さが強み

--カ・ラ・ダ ストレッチのFC募集を今年の3月から開始されていますが、ブランド自体は2011年に立ち上げられています。
村田 当社は整体事業をメインに展開してきたのですが、過去に色々なビジネスモデルを模索していた時期があり、カラダストレッチもその中で立ち上がったブランドの一つです。2015年頃まで拡大していたのですが、会社としてカ・ラ・ダ ファクトリーの店舗数を伸ばすことに集中する方針となり、カ・ラ・ダ ストレッチの展開を長期間止めている状態でした。
--なぜこのタイミングでFC募集を開始されたのでしょうか。
村田 一番の理由はストレッチニーズの高まりです。日本の健康寿命は韓国、シンガポールを抜いて現在世界一位。健康志向な方が増えている中で、ストレッチ専門店も増加傾向にあり、このビジネスモデルにもう一度ビジネスチャンスがあるのではないかと考えました。
 また当社では毎年200〜250名ほど新卒採用しているのですが、近年の志望者の多くがスポーツトレーナーやパーソナルトレーナーを志望しています。しかし、カ・ラ・ダ ファクトリーの整体師は白衣を着ており、店舗自体も病院の雰囲気があり、どちらかというとメディカルのイメージが強くスポーツトレーナーには結びつきにくい。そのため、今後のリクルーティングのことを考えた時に、働き手のニーズにあった新たなブランドの展開が必要だったのです。カラダストレッチは、働き手のニーズに合うように、外観や店舗内、ユニフォームもスポーティーな雰囲気を強く打ち出しています。お客さまと働き手双方のニーズの高まりを感じたため、このタイミングでカラダストレッチを本格的に拡大していくことになりました。
--カ・ラ・ダ ストレッチにはどのような特徴、強みがあるのでしょうか。
村田 当社はカラダファクトリーを20年以上運営しており、そこで培った整体ノウハウがあります。カ・ラ・ダ ストレッチでは、そのノウハウを生かし整体とストレッチの良いとこ取りをした独自のメニューを展開しています。土台となる骨盤を正しい位置に戻すアプローチをしながら、自分では伸ばせない箇所や細かい筋肉までストレッチを加え、アクティブなカラダをサポートしています。整体の要素を取り入れたストレッチメニューを用意し、お客さま一人ひとりに合わせて、ある程度オーダーメイドの施術ができることが当社の強みといえます。
 また、整体事業と同じで、ストレッチ事業も顧客の固定化がしやすいという利点があります。お客さまは定期的なメンテナンスを求めてくるため、一度きりの来店で終わらず、施術計画に則って継続的に通っていただけます。事業として安定しやすく、コロナ禍でも顧客がついている店舗は比較的早く客数が回復しています。

カ・ラ・ダ ファクトリーで培った整体ノウハウを生かした独自メニューを展開

未経験者も安心の研修体制 3店舗展開でSVを1年間派遣

--カ・ラ・ダ ストレッチのFC加盟パッケージを教えてください。
村田 FCパッケージに関しては、カ・ラ・ダ ファクトリーのパッケージをほぼそのまま使っています。カ・ラ・ダ ファクトリーは、直営店を100店舗ほど展開して実績のある状態でFC募集を始めました。しかし、カラダストレッチは現在6店舗展開のため、実績が少ないことを考慮して、2023年中の加盟契約金額は半額でご案内しています。現在は加盟金180万円、保証金50万円、ロイヤリティ5%で加盟が可能です。
 SC出店で16〜20坪の場合、物件敷金・保証金250万円、内装設備費700万円、求人採用費100万円、オープン販促費50万円、人材研修費350万円、そこに加盟金と保証金を加えて、初期費用は1680万円目安。
 年間の収支モデルは売上3600万円で、人件費1680万円、物件費540万円、水道光熱費60万円、広告宣伝費108万円、ロイヤリティ180万円、その他もろもろ含めて年間経費が概算で3040万円。営業利益が560万円となり、投資回収は3〜3.5年目安となります。
--開業前、開業後のサポート体制は。
村田 当社には全国にトレーニングセンターが4カ所あり、各地域のトレーニングセンターで、開業前に約1か月間掛けて研修を受けていただきます。座学、手技などをしっかり学んでから開業という流れになり、未経験者でも始められるという点も我々のビジネスモデルの特徴です。開業前後には当社のトレーナーが現地に伺い運営のサポートを行いますし、その後も定期的に研修を実施し、技術のチェックをしていきます。また、3店舗以上の出店をコミットしていただける企業さまには、トレーナーを1年間現地に派遣するという支援制度を実施。カラダの構造を知り尽くし技術を持ったトレーナーが、1年間掛けて現地のキャリアの浅い施術家への指導、また直接お客さまの施術も行います。
--今後の目標は。
村田 直営店に関しては年間最低でも5店舗以上の増店を掲げており、この5か年で50店舗展開を目標としています。カ・ラ・ダ ファクトリーと同じようにまずは商業施設を中心に出店し、認知が高まってきた段階で路面店に展開していく方針です。他社のストレッチ専門店とは一線を画した「整体×ストレッチ」で、リラクゼーション業界に新たなポジションを取りにいくことを目指しています。

商業施設を中心に展開

次なる成長を目指す
すべての経営者を応援する
フランチャイズ業界の専門情報誌

フランチャイズ業界唯一の専門情報誌として、毎号さまざまな切り口をもとに新興本部から大手本部までをフォーカス。またFCを自社の新たな経営戦略として位置付け、中長期的な経営を目指す経営層に向け、メガフランチャイジーの情報も提供しています。

記事アクセスランキング
次なる成長を担うすべての起業家を応援する
起業&新規事業の専門情報誌

“起業のヒント” が毎号充実! “ビジネスチャンス” の宝庫です。
すぐにでも役立つ独業・開業・転業・副業サポートの雑誌です。
資金をかけずに始められる新しいビジネスの紹介、FC、経営・会社運営のノウハウなど、多くの経営者からの“起業のヒント”が毎号充実。

定期購読お申し込みはこちら