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【はあとねいる】直営で7年間の実績があるビジネスモデルが強み

公開日:2024.02.24

最終更新日:2024.02.24

※以下はビジネスチャンス2024年4月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

1年4か月で200店達成 店舗数日本一のネイルサロン

はあとねいる はあと (京都市下京区) 小原麻央社長(36)

 新興FCの中で圧倒的なスピード感で展開している「はあとねいる」は2015年に京都で1号店をオープン。2022年8月からFC募集を開始し、2023年11月には目標としていた200店舗の加盟契約を達成。現在では、直営14店舗、FC170店舗がオープン済み、ネイルサロンの店舗数は日本一だ。小原麻央社長に加盟店が増えている理由と、今後のビジョンについて聞いた。

 

 

 

 

リピート率割の満足度

「はあとねいる」は、一般的なネイルサロンと変わらない施術工程にも関わらず、施術時間は1時間で終わる。これは、指先の角質を1つ残らず取り除くことよりも、多くの利用者が求めている早く爪に色を塗り、綺麗に仕上げることにこだわり、独自のジェルネイルの施術方法を確立したためだ。また、デザインによって価格が変わるサロンが多い中、一律価格を導入。料金はハンドネイル3500円、フットネイル4000円、ハンド+フット7500円となっている。
 通常、新しいジェルに変えるためのオフ代が2000円かかるが、1か月以内の再来店であれば無料になる。ネイルのデザインは330種類、カラーは200種類あるため、組み合わせは1万通りを超える。また、毎月、各店舗のオリジナル限定デザインも用意。
 自分好みにアレンジできるところも満足度が高く、リピート率は7割。豊富なデザインと一律価格が女性に支持されている。

200店舗達成の3つの理由

 安価なネイルサロンは新しいビジネスモデルではない。その中で、同社が突き抜けた店舗数を展開している理由は、3つある。1つ目は、ビジネスモデルだ。2015年、京都に1号店をオープンした当初はFC展開を考えておらず、直営だけで広げる計画だった。そのため、組織構築やスタッフの教育方法を熟考し、業務効率やスピードを上げることを意識して運営していた。しかし、どんなに効率を上げても1か月に2店舗しかできなかった。そこから、圧倒的なスピード感で展開したいという想いを形にするため、2022年にFC展開に舵を切った。直営で7年の実績を積み重ねている間に、他社が真似できないビジネスモデルを作り上げていった。
 2つ目は、加盟オーナーの一人ひとりの能力や意識が高いことだ。同社は、開業後のサポートとしてオンラインでのコミュニティを用意。先に加盟したオーナーの立ち上げのノウハウや施策などを学ぶことができる。さらに、本部も交えた懇親会を月に数回各地で行い、本部とオーナーで定期的に情報交換ができる場も設けている。また、各地でリーダーになってくれるオーナーがおり、本部がタッチしなくてもオーナー会が開催されているという。小原麻央社長は、ビジネスモデルや日本一の店舗数よりも、協力的なオーナーが多く集まっていることが同社の強みと強調する。
 3つめは人材の確保だ。ネイリストが働きやすい職場を作るため、営業時間は10〜18時に設定。依然として20時や21時までオープンしている店舗が多い中、同社では時間を理由にネイリストとして勤務することを諦めていた人が働きやすくなっている。
 今後は、ネイルが当たり前になる文化を作り、ネイリストの社会的地位も含め、業界全体を盛り上げていく。ネイルをもっと世の中に普及させていく事が同社のビジョンだ。

ハンドネイルは一律3500円

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