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【銀座六丁目、フライの家。】銀座の名店監修のフィッシュライスバーガー

公開日:2024.03.24

最終更新日:2024.03.24

※以下はビジネスチャンス2024年4月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

臭みのない魚に自社工場で加工

銀座六丁目、フライの家。 クリーンデバイス・テクノロジー:東京都港区 大野 里枝社長(46)

 フィッシュライスバーガーのキッチンカーブランド「銀座六丁目、フライの家。」は、その名の通り、銀座六丁目の名店によって監修されたアジフライバーガーを販売する。同店を運営するクリーンデバイス・テクノロジーは、自社工場での鮮魚の加工に、世界的に有名な「津本式究極の血抜き」の技術を採用することで、臭みがなく食べやすいアジフライを提供している。

 

 

 

 

自社工場で血抜き処理を行う

「銀座六丁目、フライの家。」は、生臭さが全くないフィッシュライスバーガーのキッチンカーブランドだ。自社オリジナルの商品の味付けは、銀座に店舗を構える「一見さんお断り」の名店の協力を得て開発された。メインメニューはタルタルソース、ウスターソース、サルサソースの3種類がある。加えて、カスタマイズとしてチーズやパイナップル、アボカドなどのトッピングを追加することができる。
 魚は血抜きを施すと腐敗せず鮮度が長持ちし長期熟成が可能となる。血抜き処理をしていない魚を使うと、加工した際に臭みが残ってしまう。これに対応するため、同店は販売するアジフライには「津本式究極の血抜き」と呼ばれる加工処理を採用した。同技術の考案者である津本光弘氏の指導を受け、高水準の処理を行うことが可能になった。
 また、津本氏が所属する宮崎市新別府町の水産仲卸業者・長谷川水産の協力も得て、「津本式究極の血抜き」を自社工場の商品加工に導入。それにより、ハイクオリティな加工商品の大量生産を実現した。
 同店は23年6月からFC展開を開始。現在は、準備中の店舗も含めて全15店舗を展開し、SAやイベント会場を中心に出店を行っている。

本部仕入れ以外の商材も販売OK

 同店は加盟金と研修費、売上ロイヤリティは0円だ。そのため、保証金10万円と月額費用、キッチンカーのリース費用で開業できる。加盟するための月額費用は通常プランが月額3万円、出店サポートプランが月額7万円となっている。専業で25日稼働した場合の収益モデルは、商品単価1200円の商品を50食販売する想定で月商150万円。そのうち87万5000円が粗利益だ。キッチンカーを出店する際に必要な場所使用料を粗利益の10%程度で計算すると、差し引き78万7500円。この金額から、月額費用や調味料などの購入費、カーリース費用や雑費を除いた金額が営業利益となる。
 飲食店開業に通常必要となる設備投資は不要。キッチンカーで移動できるので、立地によるリスクも回避できる。
 商品は自社の商品センターで加工し、急速冷凍処理をしたアジを用いる。フライヤーで揚げるだけなので複雑な調理などは必要なく、未経験者でも2日間の研修で一連のオペレーションを習得できる。
 本部から仕入れる商材以外も取り扱い可能だ。本部の商品とバッティングしない商材であれば、オーナーは自由にメニューを展開出来る。
 同社は今後、リピーターを獲得して飽きの来ない商品の展開を目指している。ご当地トッピングとして地方の特産物を取り入れるなど、SNSによる拡散効果も意識した商品開発に取り組む。現在はキッチンカーのみでの展開だが、直営とFC共に実店舗の出店も検討中だ。

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