
【アイズドッグ】愛知県で5店舗展開するトリミングサロン
公開日:2025.08.15
最終更新日:2025.08.15
※以下はビジネスチャンス2025年8月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
トリマーの働く環境改善を目的にFC展開を本格化
I Oneはペットのトリミングサロンやペットホテル「アイズドッグ」を展開している。2012年に個人事業主として開業、2014年に法人成りしIWanを設立。 IWanで直営5店舗を運営し、I Oneでフランチャイズ事業を担う。愛知県で直営店を展開してきたが、昨年11月よりFC展開を本格化した。現在はFC2店舗展開し、6月に1店舗オープンする。
トリマーとしての経験が強み
同ブランドは、トリミングを主軸としたペットサロンを展開し、シャンプーやカット、炭酸泉やハーブパックといったエステ、ペットホテルを提供している。客単価は9000円ほど。FC展開の本格化に伴いメニューを再編した。シャンプーやパックなどを組み合わせたシンプル・セレクト・プレミアムの3段階のセットメニューを用意。利用者が選択しやすい設定をしている。売上はトリミングが全体の8~9割を占める。同店では、カットの施術中や施術後の写真を飼い主に送るサービスを行っており、付加価値のあるサービスをすることでファン化することを狙いとしている。
トリマーとしての経験が豊富な石川昌輝社長は、トリマーとオーナーの両面に対してサポートできることが同社の強みだという。
「10年以上続けてきた経営ノウハウと、トリマーとしての経験を加盟店と共有し、安心感を持って働いてもらいたいと考えています。さらに多店舗展開することでトリマーの雇用口の増加など業界に貢献したいです」
年内の20店舗達成を目指す
加盟に必要な初期投資は1000万円ほどだ。内訳は、加盟金が200万円、加盟保証料が30万円、研修費が30万円、HP制作費が30万円、チラシデータの制作などオープンサポート費が30万円、シャンプーやトリミング機材など設備費が50万円、内装工事費400~500万円、物件取得費100~150万円となる。
出店に適した立地は、必ずしも駅前などの一等地ではなく、駐車場の確保ができるエリアであれば十分に戦える業態だ。出店に必要な広さは10~25坪程度で、坪単価は5000~1万2000円が目安。
月商150~400万円、主な経費として、人件費が35%、家賃が5%、光熱費が5%、シャンプーなど消耗品の原価が5%、ロイヤリティが8%かかり、手残りの利益は42%ほどを見込む。シャンプーやハーブパックといった材料はOEMとしてオリジナルで制作しているため、加盟店は原価を抑えて仕入れられることがメリットとなる。
同社は、年内に直営店とFC店を合わせて20店舗に拡大することを目標としている。
「今後は動物病院やドッグカフェ、しつけ教室といった異業種の方との協業を考えています。お互いにとってプラスアルファがあると思いますし、多様なスタイルをとることでブランドを強化していきたいと考えています」(石川社長)

トリミングのほか、炭酸泉やハーブパックも行う
アイズドッグ
I One
愛知県名古屋市
石川 昌輝社長(38)
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