【エドモンド】世界的人気ゲームが教材のプログラミングスクール

約200万円で開業可能、週2日稼働で月の売上42万円

エドモンド エドモンド （京都市中京区） 森内秀人社長（54）

　近年、小学校でプログラミングが必修化された背景もあり、プログラミング教育市場が著しく拡大している。その流れを受けエドモンドは、世界的に人気ゲーム「Minecraft（マインクラフト）」を用いたプログラミングスクール「エドモンド」を展開。2020年に立ち上げ、2021年からFC展開を開始現在FC81校舎まで増加している。

マインクラフトを活用

　マインクラフトは、遊びの自由度が高く、創造性を生かせるゲームだ。子どもにも大人気で、世界で最も売れたゲームといわれる。同スクールでは、プログラミングを学べる機能が付いた教育版マインクラフトを使い、子ども向けの授業を提供。ゲーム をクリアするためにプログラミングの知識が必要で、それを動画教材で解説をする形式だ。子どもたちが楽しみながらプログラミングを学べるようになっている。
　クラスは初級、中級の2つに分かれている。初級コースでは、ビジュアルでプログラミングの構造を理解。中級コースでは、「Java Script（ジャバスクリプト）」というプログラミング言語を使って、実践的なプログラミングを学ぶ。
　エドモンドは、小学生〜中学生をメインターゲットにしているが、年齢制限はなく、既存店の中で最年少は年中児で、最年長は82歳だという。

利益率は39.8％想定

　同社は、2021年からFC展開をスタートし、2021年末にFC4校舎、22年末にFC16校舎、23年末にFC81校舎と大きく増加している。順調にFCを伸ばす主な要因は、週2日の稼働で収益化が可能なこと、低額な開業費の点だという。
　同スクールは、基本的に土日に授業を行う。例えば、法人ですでに事務所があれば、空いている週末をスクールとして利用して、収入を増やすことが可能になる。また、初期費用は200万円程度と低額だ。初期費用の内訳は、加盟金100万円、物件取得費50万円、什器30万円、残りは広告費。
　収益モデルは生徒数が50人いた場合、月の売上が42万円。経費は家賃5万円、講師代6万円、水道光熱費5000円、PC レンタル代1万8000円、ロイヤリティ9万円、システム管理料3万円で計25万3000円計算になる。収益率が16万7000円で、利益率は39.8％想定だ。
　同社は、システムエンジニアが立ち上げたため、実践的な能力にこだわった教育システムが特長。プログラミング教育の敷居を下げることを目標に、2024年末に150校舎を目指す。

楽しみながらプログラミングが学べる