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【Dolive】ベースとなる規格デザインを用意

公開日:2023.12.06

最終更新日:2023.12.06

※以下はビジネスチャンス2023年12月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

新築とリノベーションの双方に対応

Dolive BETSUDAI Inc. TOKYO:東京都港区 ゼネラルマネージャー 田村 友一氏(37)

 BETSUDAI Inc. TOKYOは、規格住宅のFCを2ブランド手掛けている。中でも「Dolive」はライフスタイルや家づくりのアイデアを提案する「メディア」と、住宅デザインをシミュレーションできる「アプリ」、新築とリノベーションの双方に対応した「規格デザイン」を兼ね備えたパッケージとなっており、顧客の幅広いニーズに対応している。

 

 

 

イメージしやすい家づくり

 住宅リノベーションは、間取りや内装デザインを顧客と一から作るフルオーダー式が一般的。そんな中、Doliveは内装提案のベースとなる規格デザインを用意している。ラインナップは西海岸テイストやガレージハウス、和スタイルなど多数の種類があり、中には、人気ブランドとのコラボ商品もある。これらの規格デザインは、仕様をパッケージ化していることでどんな駆体にも取り入れられ、新築とリノベーションのどちらにも対応できる。また、規格商品をベースに躯体やデザインをカスタマイズすることも可能で、ユーザーの自由な家づくりを実現する。
 同社は、規格商品を活かしたPRに注力している。その一つが、WEBメディア「Dolive」だ。これは、家づくりに興味がある人の検索プラットフォームで、リノベーションのアイデアや住宅商品を舞台にしたライフスタイルを発信。ユーザーは家づくりをイメージできるとあって、今年8月時点で、月間UU数8万人を記録した。さらに、メディアで得たイメージを形にするツールとして、家づくりのシミュレーションアプリも提供。これらメディアやアプリによってブランドのファンを獲得し、加盟店の受注に繋げている。

雑誌「OCEANS」とコラボした規格商品

受注数20%増の実績

 同社は2019年にFC募集を開始。現在、工務店を中心に、不動産やリフォーム会社など160社が加盟している。初期投資は加盟金350万円のみで、この中に2つの規格デザインの使用権が含まれている。1デザインにつき50万円で、人気ブランドとのコラボデザインの導入も可能だ。月々の支払いは13万円で、月額使用料や広告分担金、WEBサービス利用料が含まれている。一棟あたりのフィーは発生しない。
 Dolive導入後、受注数が20%以上増加している加盟店が多いという。ベースとなる規格デザインがあることや、顧客とイメージが共有できるアプリによって商談効率が上がり、棟数の増加に繋がっている。
 開業前は、商品知識の指導を含めた研修を実施。異業種参入で外注工事業者や設計士が確保できない場合、地域によっては同社からの紹介も可能だ。そのほか、継続的な研修やチャットによるサポートを実施している。
 同社は加盟店とユーザーのコミュニケーションを円滑にするため、今後も家づくりのコミュニティ構築に注力する。目標はインスタフォロワー20万人、アプリユーザー3万人だ。

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