
【無人マッサージ屋ちょこま】最新の機械を手軽に使える無人マッサージ店
公開日:2025.07.31
最終更新日:2025.07.31
※以下はビジネスチャンス2025年8月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
約10㎡、250~300万円で出店可能
あさあさが手掛ける「無人マッサージ屋ちょこま」は、最新マッサージチェアを24時間365日利用できる。2023年3月に1号店をオープンして以来、仕事帰りや家事の合間に気軽に立ち寄れるとして幅広い層が利用している。昨年から全国展開を目指してFC募集を開始し、現在は直営6店、FC2店を展開中だ。
気軽に立ち寄れるマッサージ店
「無人マッサージ店ちょこま」は、いつでも好きな時間に無重力感覚のリクライニングが楽しめるマッサージチェアを設置している。店内は白色基調のシンプルで清潔な空間で、防犯カメラが設置されているので安心して利用できる。
同店の利用方法は、マッサージチェアに座って料金を支払うだけ。マッサージ機にコインを入れると自動でスタートし、首や肩、背中や腰など全身のマッサージを楽しめる。マッサージチェアには目隠し用のフードがついており、外界からの刺激を低減することができるためリラックスできる。
同社はメーカーと共同で専用の決済システムを開発しているため、利用時間は10分(300円)、20分(600円)、30分(900円)から選ぶことができ、支払いは現金のほかPayPayやメルペイなどにも対応している。
選べる2つの加盟プラン
加盟プランは、加盟金50万円でロイヤリティ10%、加盟金100万円でロイヤリティ5%のいずれかを選ぶことができる。そのほかにかかる費用は、マッサージチェア購入費や物件取得費、看板や内装費、キャッシュレス決済システム導入費などで約200万円で、初期投資総額は250~300万円となっている。増店時の加盟金は不要で、10万円の本部作業費のみがかかる。
ロイヤリティ5%プランの場合の収益モデルは、マッサージチェア売上25万円と天井広告売上1万6500円を合わせた月商が26万6500円で、利益は7万5000円を見込む。経費は家賃万円、光熱費1万5000円、雑費1万2500円、ロイヤリティ1万3325円だ。天井広告は店舗内の天井に近隣店の広告を掲示するもの。5月現在、1枠あたり月額1万6500円で販売しており、最大4枠まで販売可能だ。
無人営業のため、オーナー業務は週1回の清掃と現金回収のみ。商品販売がないため、在庫補充や盗難対策などは不要だ。商品の管理やスタッフの教育が要らず手離れが良い反面、商品や接客による集客が期待できないため物件選びが重要になる。そこで同社は、既存店での実績をもとにした物件選定のアドバイスや、物件の紹介を行っている。
店舗物件の広さは10~20平米が目安で、マッサージチェアを2~3台設置する。商店街や駅近など人通りの多い立地の1階での開業を推奨している。また、入店ハードルを下げることや防犯上の観点から、正面がガラス張りの物件が好ましい。
直営では道の駅への出店なども計画中で、ドライバーの休憩場所としての需要を狙っていく。電車利用者だけではなく、車の利用者にもアプローチすることで、更なる認知拡大を目指している。

気軽に立ち寄りやすい店舗デザイン
無人マッサージ屋ちょこま
あさあさ
東京都台東区
森俊彦代表(33)
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