【カフェヨシノ】愛知で展開する純喫茶ブランドが全国に向けFC展開
公開日:2026.03.06
最終更新日:2026.02.26
※以下はビジネスチャンス2026年4月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。
コロナ禍をきっかけにドライブスルー併設型店舗を出店
「カフェヨシノ」は喫茶店文化が根付く愛知県で展開している純喫茶ブランドだ。自家焙煎コーヒーやオリジナルの食パンなど、食へのこだわりを持つ。現在は18店舗を展開しており、その内の2店舗がFCだ。10年以上にわたり直営店のみでブランドを運営してきた。2024年から全国展開を見据えたFC事業を本格的にスタートさせている。
異業種からの参入も
和菓子の製造卸として歩みを始めた同社は、2011年にカフェへと業態変更をし、「カフェヨシノ」を立ち上げた。
同社は、名古屋発祥の喫茶文化を独自の方針で行っている。ドリンクを注文するとトーストとゆで卵が付く「モーニングサービス」はよく知られているが、同ブランドではこのサービスをモーニングに限らず一日を通して提供している。ランチの11時30分から14時はたまごサンドやイチゴホイップサンド、アフタヌーンは14時から17時までシフォンケーキやパンナコッタといったスイーツを行う。一部店舗では17時から22時の夜の時間帯でも行っており、ミニカレーやクリームぜんざいをそれぞれ追加0円で提供している。時間帯ごとに異なる付加価値を用意することで来店動機を一日中作っている。
また、純喫茶業態では珍しいドライブスルー併設型店舗を展開しているのが同社の特徴だ。コロナ禍をきっかけに導入し、ドライブスルーの売上は全体の15%を占めるという。車社会のロードサイド立地と相性が良く、今後のFC店においてもドライブスルー併設型店舗を増やしていく方針だ。現在の標準モデルは、建坪約60坪、客席数はおよそ100席。広い駐車場を備えた店舗構成を基本としている。
FC展開において同社が重視しているのは、「直営と同じ品質」を加盟店でも実現することだ。コーヒー豆は、ブラジルやコロンビア、グァテマラなどの豆を買付から抽出までの工程を自社で実施している。また、自社ロースタリーで焙煎されたものを使用し、味や提供方法もマニュアル化。運営面のサポートも直営店と同じ水準で行い、どの店舗でも変わらない味を提供している。
5年で30店舗目指す
初期投資は立地や物件の条件によって左右されるが、物件取得や新築費用を含めて総額約1億円が目安となる。内訳として、ライセンス費の200万円や保証金の300万円、研修費の100万円などがかかる。月商は店舗ごとに差はあるものの、ロードサイド型のドライブスルー併設店では月商1000万円を超える店舗もある。ロイヤリティは固定の10万円で、FC店の利益を優先したモデルを構築している。
加盟対象は飲食経験者に限らず、異業種からの参入も想定している。現在の加盟店も、新たな事業の柱として建設業からの参入事例がある。FCを始めた背景には、「直営で結果を出せない段階で加盟店を募るべきではない」という創業者の考えがある。
「加盟店にしっかり利益を出してもらいたいという思いがあります。13年間は直営店で展開し、食材の配送など体制を確立できたのでFC展開を始めました」(吉野社長)今後の目標は、5年で全国30店舗の展開だ。まずはロードサイド型を軸に展開し、将来的にはビルイン型などの出店モデルも直営で検証した上で導入していく考えだ。

純喫茶では珍しいドライブスルーを備えている
カフェヨシノ
(愛知県名古屋市)
吉野 貴士社長(46)
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