【LITALICO】直営150拠点の実績をもとに開業支援を提供

ロイヤリティ0円で各社に適したコンサルを実施

　LITALICOは2005年に創業し、就労移行支援事業「LITALICOワークス」をはじめ多数の福祉事業を展開する。同社は直営で培ったノウハウをもとに、就労継続支援事業所A型やB型を開業したい事業者に向けて開業支援を行っている。FCとは異なりコンサルティングという形を採る同社は、各事業者に適した柔軟な運営モデルを提供している。

各社に適した開業コンサル

　LITALICOは、就労移行支援事業所「LITALICOワークス」や児童発達支援事業「LITALICOジュニア」など複数の福祉系ブランドを直営展開しているほか、福祉施設の運営サポートや教育分野なども手掛ける。
　中でも、2008年にスタートした就労移行支援事業所LITALICOワークスは、法定雇用率の段階的引き上げに伴い拠点数を増やしており、今年6月時点で直営150拠点以上を展開している。就労継続支援A型への就職を除いた、一般企業への就職者数は累計で1万7000人に上り、2024年度の就職6カ月後の定着率は88.8%だという。
　同社は直営事業で培ったノウハウや実績をもとに、就労継続支援A型・B型の開業支援を手掛けている。
　開業支援プラン「LITALICO仕事ナビ開設支援サポートパック」は、FCのように統一されたパッケージを提供しているわけではなく、就労支援事業を開業したい会社に対して、各社に適したコンサルティングを提供している。ロイヤリティは0円で、コンサルティングの内容に応じて料金が発生する。

直営拠点の「LITALICOワークス」内観

業界未経験でも安心のサポート

　同社のコンサルティングで就労支援事業を開業するメリットは大きく2つ。1つ目は、既存事業に福祉事業を組み合わせた事業展開ができること。統一したパッケージを設定していないため、各事業者に適したモデルを柔軟に提供している。
2つ目は、地域特性に合った事業所を開業できること。福祉事業は許認可や監査などの面で自治体ごとに細かいルールがある。そこで同社は、各自治体の事情を加味し開業地域に適したプランを提供している。
コンサルティング業務の範囲は事業・収支計画からコンセプト設計、物件選定や資金調達、人材育成や各種マニュアル提供など、開業まで必要業務全てをカバーしている。
法令や運営、支援に詳しく、直営の施設運営を経験し、多数の施設開設に携わる開設アドバイザーが豊富な経験をもとに開業までをサポートするため、業界未経験のオーナーでも安心して開業することができる。実際、同社の開業支援を受けたオーナーの8割が業界未経験だという。福祉事業を多数展開してきた実績に基づいて独自開発した研修も活用できるため、スタッフの採用やスキルアップ面のサポートも万全だ。
　同社はこれまで、地元密着企業の福祉事業者としての挑戦を多数支援してきた。今後も各地域の活性化に繋がるよう同事業を展開する方針だ。

LITALICO仕事ナビ 開設支援サポートパック
LITALICO
（東京都目黒区）
奈良岡 修執行役員

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