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2024年度版メガフランチャイジー運営店舗数ランキング(1-120位)

公開日:2025.10.23

最終更新日:2025.10.25

※以下はビジネスチャンス2024年8月号から抜粋した記事で、内容は取材時の情報です。

【メガフランチャイジーの動向】
・単一ブランド型と多角型の明確化が進行
・JRや百貨店など異業種からの参入が本格化
・学習塾や飲食中心に海外展開も加速

367店舗運営の沖縄サンエーは1位譲らず

 FCブランドは日常生活に深く関わり、数々のブームを巻き起こしているが、運営者の姿は一般には知られていない。その様子は、姿を見せずに上昇気流を起こし、豊穣を招く風神のようだ。本特集ではフランチャイジーに焦点を当て、運営店舗とブランドを詳らかにした。全国で活躍する企業の全貌を紹介する。

 本誌調査によるメガフランチャイジー運営店舗数ランキング。今年は、運営店舗数が100店舗を超える企業は20社、50店舗を超えるのが66社、そして20店舗を超えるのが214社という結果となった。  コロナ禍の影響を引きずった2023年は明け、インバウンドが急増。オーバーツーリズムと言われるほど、人の波も各所で戻っている。一方で、続く価格高騰や人手不足で選択を迫られたフランチャイジーも多いだろう。
 ランキングでは、昨年度から運営店舗数を増やした企業もあれば、減らした企業もある。今年の動向を早速見ていこう。
※より詳細の項目を知りたい方は、本誌(2024年8月号)をご覧ください。

メガフランチャイジー運営店舗数ランキング TOP10-30位

順位 社名 合計ブランド数 合計FC店舗数 主な加盟ブランド
1 サンエー(子会社ローソン沖縄) 12 367 ①ローソン261店 ②マツモトキヨシ30店 ③エディオン14店
2 G-7ホールディングス 9 344 ①業務スーパー192店 ②オートバックス67店 ③オートバックスカーズ42店

3

セーブオン

1 329

ローソン329

4

JR九州リテール

4 218

①ファミリーマート 212店 ②ハンズ、ハンズビー 2店 ③ユニクロ2

5

リックプレイス

13 217

①ITTO個別指導学院95店 ②7つの習慣J 95店 ③ステップゴルフ9

6

ジェイアール西日本デイリーサービスネット

2 207

①セブン-イレブン 200店 ②QBハウス 7

7

JR九州ファーストフーズ

9 198

①シアトルズベストコーヒー 68店 ②ケンタッキーフライドチキン 67店 ③ミスタードーナツ 27

8

クォリティフーズ

1 151

マクドナルド 151

9

ヤマウチ

4 148

①24時間型フィットネスジムJOYFIT2460店 ②フィットネスジムJOYFIT2455店 ③デイサービスジョイリハ22

10

REGAO

7 139

①しゃぶしゃぶ温野菜 64店 ②牛角 38店 ③100時間カレー 25

11

ホットマン

10 123

①イエローハット90店 ②TSUTAYA8店 ③アップガレージ8

12

みちのくジャパン

4 120

①B-Rサーティワンアイスクリーム ②ほっかほっか亭 ③モスバーガー

13

近鉄リテーリング

9 119

①ファミリーマート 85店 ②ケンタッキー・フライド・チキン 8店 ③成城石井 7

13

太陽エンタープライズ

11 119

①牛角26店 ②ミスタードーナツ 26店 ③土間土間 12

15

ありがとうサービス

11 117

①ハードオフ33店 ②オフハウス29店 ③BOOKOFF21

16

ブレンズ

2 114

①ほっともっと108店 ②やよい軒 6

17

イートスタイル

8 113

①サンクゼール久世福商店36店 ②B-Rサーティワンアイスクリーム 30店 ③串カツ田中 16

18

WITS

3 111

①ITTO個別指導学院 ②みやび個別指導学院 ③いしど式そろばん教室

19

アイル・パートナーズ

1 108

セブンイレブン108

20

イー・ホールディングス

3 102

①ITTO個別指導学院 36店 ②NOVAバイリンガルKIDS35店 ③みやび個別指導学院 29

21

タニザワフーズ

7 96

①ケンタッキーフライドチキン 55店 ②吉野家 12店 ③かつや12

22

MAXISエデュケーション

1 94

明光義塾 94

23

ゼロエミッション

5 92

①ハードオフ 42店 ②オフハウス 28店 ③ホビーオフ20

24

アズナス

1 84

ローソン 84

25

シャポンドゥ

5 80

ケンタッキーフライドチキン 39店 ②ピザハット 19店 ③かつや13

25

glob

4 80

①焼肉きんぐ 40店 ②セカンドストリート 18店 ③ゆず庵13

25

NICリテールズ

5 80

①TSUTAYA 60店 ②駿河屋 12店 ③ファミリーマート3

28

ファイブスター

1 79

ココス 79

29

マキヤ

3 78

①業務スーパー 69店 ②ハードオフ 7店 ③ダイソー2

30

つるや

3 77

①PLAZA 6店 ②THREEPPY 1店 ③ダイソー 70

 

ブランド数と出店エリアを集計

 今回のアンケート調査の大きな変更点としては、各フランチャイジーがFCブランドにいくつ加盟しているかを集計した。単一ブランドのみで伸びている企業もあれば、多種多様なブランドに加盟して多角化を図る企業などさまざまだ。  もう一つの変更点は、今年からブランドごとの拠点を掲載している。一県に店舗が集中している企業もあれば、複数県に渡って出店している場合もある。複数ある場合は代表的な県だけをひとつ掲載した。 各社の加盟ブランド数及び拠点とするエリアも併せて注目していただきたい。

メガフランチャイジー運営店舗数ランキング TOP31-60位

順位 社名 合計ブランド数 合計FC店舗数 主な加盟ブランド
30 さわやか 3 77

ケンタッキーフライドチキン 68店 ②牛角 8店 ③ピザハット1

30

ひらせいホームセンター

3 77

①ダイソー 46店、TSUTAYA 24店 ②業務スーパー7

33

ウタシカン

5 76

①ケンタッキーフライドチキン 37 ピザハット 27 牛角9

34

オーシャンシステム

2 75

①業務スーパー 57店 ②ヨシケイ 18

35

イズミ・フード・サービス

4 74

B-Rサーティワンアイスクリーム 35店 ②ミスタードーナツ 20店 ③大阪府王将16

35

アメリカヤコーポレーション

12 74

①かつや 13店 ②リンガーハット13店 ③からやま 12

37

トラオム

2 73

①鳥貴族 72店 ②魚輝水産 1

37

新鮮組本部

1 73

ローソン 73

37

パスポート

2 73

①業務スーパー 71店 ②一軒め酒場 2

40

ハイ・スタンダード

2 72

①カーブス 71店 ②メンズ・カーブス 1

41

豊昇

1 71

マクドナルド 71

42

KOHATAホールディングス

2 68

①エニタイムフィットネス 63店 ②CLUB PILATES 5

43

タカサワ

6 67

①オリックスレンタカー56店 ②大戸屋 4店 ③シャトレーゼ2

43

TANABEグローバルキッチン

3 67

①ケンタッキーフライドチキン36店 ②ピザハット 30店 ③マネケン1

45

大和フーヅ

2 66

①ミスタードーナツ 48店 ②モスバーガー 18

45

コミュニティー京成

3 66

①ファミリーマート 60店 ②プロント3店 ③リトルマーメイド 33

45

エコプラス

4 66

①ハードオフ 27店 ②オフハウス 26店 ③ホビーオフ11

48

エコノス

5 65

①オフハウス 17店 ②ホビーオフ 16店 ③BOOKOFF16

48

ヌマニウコーポレーション

6 65

①ハードオフ 26店 ②オフハウス 20店 ③BOOKOFF16

50

ビッグワンホールディングス

10 64

①エニタイムフィットネス 18店 ②TSUTAYA14店 ③かつや10

51

ケー・アンド・アイ

5 63

①ケンタッキーフライドチキン53店 ②カプリチョーザ4店 ③エニタイムフィットネス3

52

大宮電化

4 62

①ハードオフ30店 ②オフハウス30店 ③ホビーオフ1

52

東食品

6 62

①エニタイムフィットネス46店 ②コペル6店 ③業務スーパー5

54

エムシーアイ

7 61

B-Rサーティワンアイスクリーム 28店 ②TSUTAYA17店 ③シャトレーゼ9

55

アジアル

3 59

①びっくりドンキー49店 ②ミスタードーナツ5店 ③大戸屋5

55

京急ストア

6 59

①セブン-イレブン 36店 ②マツモトキヨシ10店、③業務スーパー5

57

サンパーク

9 58

①丸源ラーメン13店 ②ビアードパパ13店 ③シャトレーゼ12

58

ボトルワールドOK

3 56

①業務スーパー38店 ②馳走菜17店 ③シャトレーゼ1

58

Vidaway

2 56

①TSUTAYA 33店 ②アイサポ23

58

トップカルチャー

1 56

TSUTAYA 56

 

単一ブランドか複数ブランドか

 上位にランクインした中では、今年もコンビニ系に加盟する企業が目立つ。その中でも、3位のセーブオン(群馬県前橋市)、24位のアズナス(大阪市北区)、37位の新鮮組本部(東京都中央区)は、それぞれ「ローソン」のFCのみに加盟する単一ブランド型メガフランチャイジーだ。各本拠地を中心に地域密着型の店舗運営を行っている。 ほかにコンビニ系で単一ブランドで展開するのが、19位のアイル・パートナーズ(香川県高松市)。
 同社は「セブンイレブン」のFCに加盟し、パートナーとして四国4県で100店舗以上を運営している。69位のエイ・ケイ・フランチャイズシステム(東京都品川区)は「ファミリーマート」の店舗運営の専門会社として、首都圏を中心に展開する。
 そのほかの単一ブランド型の上位企業は、8位のクォリティフーズ(東京都新宿区)。1990年に日本マクドナルドのフランチャイジーとして創業し、現在は東京、新潟、長野、群馬で「マクドナルド」151店舗を運営する。22位のMAXISエデュケーション(東京都新宿区)は、学習塾「明光義塾」のトップフランチャイジーとして東京を中心に94店舗を運営する。 一方、ランクインしたうち10ブランド以上に加盟する企業は16社ある。
 1位をキープするサンエー(沖縄県宜野湾市)は、「ローソン」をはじめとする12のFCブランドを沖縄で展開する。5位のリックプレイス(東京都中央区)は「ITTO個別指導学院」など13ブランドを展開。11位のホットマン(宮城県仙台市)は、「イエローハット」「TSUTAYA」「アップガレージ」など10ブランドを展開するメガフランチャイジーだ。13位の太陽エンタープライズ(神奈川県横浜市)は、飲食FCを中心に「牛角」「ミスタードーナツ」「土間土間」など11ブランドを運営。
 続く15位のありがとうサービス(愛媛県今治市)は「ハードオフ」「オフハウス」などリユースを中心に11ブランドを運営する。 最も加盟ブランド数が多いのが、84位の名鉄生活創研(愛知県名古屋市)で15ブランドに加盟する。1995年の創業以来、生活雑貨店「ロフト」のFCを中心に事業を行っていたが、2022年に名鉄産業(現:名鉄エリアパートナーズ)から小売物販事業を承継した。「ファミリーマート」「成城石井」などのブランドを運営し名鉄グループの小売事業を担っている。

10位以内にJR3社ランクイン

 上位にランクインした中で目立つのがJR系だ。10位以内に3社がランクインした。コロナ禍で鉄道各社は構造改革に着手。不動産やホテル・レジャー、地域創生、流通など、非鉄道事業の領域拡大を推進している。新たな道を模索する鉄道各社の駅ナカショップの充実が今年も続く。
 4位のJR九州リテール(福岡市博多区)は、九州北部における共同エリアフランチャイザーとして「ファミリーマート」を200店舗以上運営するほか、JR九州のお土産専門店「銘品蔵」を基幹事業として展開する。6位のジェイアール西日本デイリーサービスネット(兵庫県尼崎市)は、「セブンイレブン」とヘアカット専門店「QBハウス」を運営するほか、駅構内店舗のデベロッパー業務「エキマルシェ」など、駅の商業施設活用を事業軸としている。
 7位のJR九州ファーストフーズ(福岡市博多区)は、「シアトルズベストコーヒー」「ケンタッキー」「ミスタードーナツ」など全国でFC9ブランドを展開している。

メガフランチャイジー運営店舗数ランキング TOP61-90位

順位 社名 合計ブランド数 合計FC店舗数 主な加盟ブランド
61

トクラ

3 54

①B-Rサーティワンアイスクリーム 43 タリーズコーヒー 8 久世福商店3

62

U&S

2 52

①業務スーパー 42店 ②エニタイムフィットネス 10

63

ジェイエフエフシステムズ

6 51

①鳥貴族 42店 ②満マル 2店 ③ホルモン人2

63

だるま.

7 51

①B-Rサーティワンアイスクリーム 22 カーブス 11 しゃぶしゃぶ温野菜5

63

東武商事

4 51

①ファミリーマート 34店 ②ケンタッキーフライドチキン 8店 ③ドトールコーヒー7

66

チヨダコーポレーション

4 50

①ケンタッキーフライドチキン 44 バーガーキング 4 PRONTO1

67

Misumi

2 49

①ケンタッキーフライドチキン 45 ピザハット 4

67

アカデミー・オブ・ファースト・パシフィック

1 49

武田塾 49

69

エイ・ケイ・フランチャイズシステム

1 48

ファミリーマート 48

69

シークェンス

1 48

①明光義塾 41店 ②カーブス 5店 ③早稲田アカデミー個別進学館2

71

アップル

1 47

アパマンショップ 47

71

ともにあーる

1 47

ほけんの窓口 47

71

小浦石油

2 47

①ファミリーマート 37店 ②TSUTAYA 10

71

小田急商事

1 47

セブン-イレブン 47

75

新洋ホールディングス

2 45

①WASHハウス 43店 ②SMART EXCHANGE 2

75

ペルゴ

3 45

①餃子の王将 39店 ②エニタイムフィットネス 4店 ③VANSAN2

77

フジタコーポレーション

8 44

①ミスタードーナツ 23店 ②ベビーフェイスプラネッツ 7店 ③モスバーガー5

77

モバイルフィット

1 44

カーブス 44

77

近鉄百貨店

  44

①成城石井 9店 ②ファミリーマート 8店 ③オンデーズ4

80

チタカ・インターナショナル・フーズ

3 43

①ケンタッキーフライドチキン 36 てんや 4 ミスタードーナツ3

80

KPダイニング

2 43

①ケンタッキーフライドチキン31店 ②ピザハット 12

80

ジェイアールサービスネット広島

  43

セブン-イレブン 43

80

ロイヤル商事

1 43

ミスタードーナツ 43

84

シー・オー・エム(平和堂グループ)

5 42

①ケンタッキーフライドチキン29店 ②サーティワンアイスクリーム 8店 ③リンガーハット2

84

寿奈賀

13 42

①ペッパーランチ14店 ②モスバーガー 9店 ③大戸屋5

84

名鉄生活創研

15 42

①ファミリーマート 34店 ②成城石井4店 ③ロフト4

87

サン・ヤマモト/リエゾン/ローランド

3 41

①明光義塾31店 ②カーブス7店 ③早稲田アカデミー個別進学館3

87

イッツ・コーポレーション

2 41

①B-Rサーティワンアイスクリーム38店 ②SSS3

87

サンズ

1 41

ファミリーマート 41

87

Fusion’z

1 41

ローソン41

 

メガフランチャイジー運営店舗数ランキング TOP91-120位

順位 社名 合計ブランド数 合計FC店舗数 主な加盟ブランド
91

ゴトー

5 40

①BOOKOFF29店 ②TSUTAYA 7店 ③シャトレーゼ2

91

フアスト・フード・サービス

1 40

ピザハット40

91

タイレル

2 40

①ファミリーマート36店 ②PRONTO4

91

Cactus

1 40

ローソン40

95

鈴与レンタカー

1 39

オリックスレンタカー39

95

ヨコハマ・フーズ

10 39

①ミスタードーナツ10店 ②大戸屋ごはん処8店 ③ドトールコーヒーショップ8

97

セント・リングス

10 38

①明光義塾13店 ②ピザーラ10店 ③イレブンカット4

97

イデアプラス

3 38

①銀のさら36店 ②金のとりから 1店 ③やきとり家 すみれ1

97

ヴィアン

4 38

①ミスタードーナツ 29店 ②モスバーガー4店 ③かつや4

100

シティネットホールディングス

2 37

①エコリング24店 ②ミニミニ13

101 サンマウス 1 36

ファミリーマート 36

101 あしび 1 36

ローソン 36 大阪府 36

101

マルハンダイニング

4 36

①ファミリーマート 27店 ②串カツ田中 5店 ③いきなりステーキ 3

104

吉田興産

2 35

①ケンタッキーフライドチキン 31 ②かつや 4

105

秀静

1 34

ローソン 34

105

ジェイアールサービスネット岡山県

7 34

①セブンイレブン 24店 ②リトルマーメイド 4店 ③マネケン 2

105

コナカエンタープライズ

8 34

①かつや 11店 ②コペルプラス 6店 ③SHOO・LA・RUE 4

108

ぶんコーポレーション

7 33

①ミスタードーナツ 15店 ②びっくりドンキー 10店 ③ペッパーランチ 3

108

フジファミリーフーズ

4 33

①ミスタードーナツ 23店 ②ケンタッキーフライドチキン 6店 ③ドトールコーヒー 2

108

東急グルメフロント

10 33

①ケンタッキーフライドチキン 6 ②リトル・マーメイド 6 ③ヴィ・ド・フランスカフェ 5

108

うさぎや

4 33

①TSUTAYA 9店 ②タリーズコーヒー 14店 ③スクールIE 8

108

オリックスレンタカー・カメイ

1 33

オリックスレンタカー 33

108

エムディフード

1 33

ミスタードーナツ 33

108

相鉄ステーションリテール

1 33

ファミリーマート 33

108

出村商店

1 33

ローソン 33

108

グローバルノースジャパン

7 33

①シャトレーゼ 13店 ②珈琲所コメダ珈琲店 6店 ③かつや 5

108

ヒロフーズ

1 33

マクドナルド 33

118

マンツーマンアカデミー

1 32

スクールIE 32

118

アクシーズフーズ

1 32

ケンタッキーフライドチキン 32

118

桶谷ホールディングス

1 32

業務スーパー 32

 

事業の多角経営進む

 その他の鉄道会社では、63位にランクインした東武商事(東京都墨田区)が、店舗数を伸ばした。「ファミリーマート」のほか「ケンタッキー」「ドトールコーヒー」「プロント」のFC事業を展開する。ほかにもコインロッカー、自動販売機、石油、太陽光発電システムを販売するサステナブル事業なども手掛ける。
 近年は百貨店のFC加盟が話題に上ることも増えてきた。例えば、77位にランクインした近鉄百貨店(大阪市阿倍野区)は、2015年から「ファミリーマート」に加盟しFC事業を拡大。「成城石井」やメガネ販売「オンデーズ」を運営する。21年からは台湾で人気の食雑貨セレクトショップ「神農生活」の日本1号店をあべのハルカス近鉄本店に出店するなど、フランチャイザーへの挑戦も開始。百貨店のみでなく、街づくりを含めた多角経営に乗り出している。

学習塾メガジーが健闘

 国内の少子化を受け、学習塾も微減傾向にあるが、健闘する会社が多い。5位のリックプレイスは、昨年から店舗数を伸ばし、全体で13ブランド217店舗を運営する。同じく「ITTO個別指導学院」に加盟する20位のイー・ホールディングス(愛知県大府市)も昨年から店舗数を伸ばし、3ブランド102店舗を運営する。
 ファストフードなどの飲食FCが堅調な一方、「BOOKOFF」などの以前に隆盛を極めた店舗がやや失速している様子だ。本部のブックオフコーポレーション(神奈川県相模原市)は、マレーシアなど海外への出店にも積極的だ(本誌24年2月号巻頭特集参照)。少子高齢化が進む中、各業種で海外出店が加速している。BOOKOFFでは、店舗の一部にスマホ修理やネイルサロンなどを併設する例も増えてきた。地域に根ざした店舗展開がフランチャイジーの強みでもある。各社がどのように舵取りしていくのか、引き続き注目したい。

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